4月9日、イイノホールにて『佐賀のがばいばあちゃん』披露試写会が行われた。
原作は島田洋七の自伝小説。昭和30年代、高度成長が始まろうとした時代。極めつけの貧乏生活にあって、どんな厳しい局面でも持ち前の人生哲学で切り抜ける“がばい(すごい)”ばあちゃんと暮らした少年時代が描かれている。

九州では先行上映されており、大ヒットを記録。島田洋七が一観客として映画館に行ったところ、満席で観ることができなかったというエピソードも。「客層も子供から高齢の人までが観に来てくれて、特に70代、80代の人が20年.30年振りに映画館に来てくれていました」また、海外での上映でも好評を得ており「アラブ人、インド人の人もこの映画を観て笑い、泣いていて、生まれて初めてジーンとしました」と島田。
倉内監督は「10年に一度会えるかどうかの素晴らしい原作。そのうえ願ってもないキャスト、スタッフ、そして九州の人たちに支えられて出来上がりました」。
がばいばあちゃんを演じた吉行和子は「佐賀弁がとても大変でしたが、素敵な役を出来て嬉しく思います」と語った。