5月6日有楽町マリオンにて初日舞台挨拶が行われた。海猿に出演した豪華キャストが、観客席の後ろから登場という今までにない試みで、会場のファンのボルテージは一気に急上昇!歓声の嵐が起こった!「大輔—!!」「あいちゃ〜ん!」と会場内はスタンディングオベーションが!!司会を務めたフジテレビの笠井アナは感極まったのか、涙を浮かべていたが、その後コメントしたキャスト達は「笠井アナを見ていたら泣けなくなった(笑)」と愚痴をこぼしていた。

「LIMIT OF LOVE 海猿」は2003年より始動した海猿プロジェクトを締めくくる最終章。それだけに、出演するキャスト・スタッフ陣の力の入れ様も一入。主演の伊藤英明さんは「昨日は興奮して眠ることができませんでした。3年近く“仙崎”という役に関わってきて、この最終章を観て皆さんにどういった評価をしていただけるのか楽しみです。ここにいるキャスト・スタッフ、そして今まで応援してくれたファンの皆さんには本当に感謝しています。この役を演じてきたよかった、と実感しています。」と感謝の意を述べた。そして、仙崎の恋人である伊沢環菜役の加藤あいさんは「鳴り止まない声援が本当に嬉しいです!こんな気持ちは初めてです!」抱え切れない喜びを全身で伝えてくれた。

そして若手二人を支えたベテラン俳優陣の大塚寧々さんや石黒賢さん・美木良介さんも、登壇。「完成品を観て若い俳優陣の演技に魅入ってしまった。この作品に出演できたことが嬉しい」とそれぞれコメントを残した。
映画・TVシリーズともに監督を務めた羽住英一郎は「声をかけられるたびに、皆さんの期待が膨らんでいるだなと思いました。その期待に答えられるように、いっしょに頑張ってくれた人々に本当に感謝しています。」と会場を締めくくった。しかし、本当に今日の会場のノリは、今までにない盛り上りぶり!最終章と言わず、もっとやって欲しい!というのが、観客そしてファンの心情だろう。

当日は、海猿プロジェクトが海上保安庁に対する国民の理解と関心を高めたことにより、海上保安庁長官表彰授与式が執り行われ、主演の2人と羽住監督がその名誉を受け取った。

(ハヤシ カナコ)