本年度アカデミー賞受賞作品『ナイロビの蜂』のライブ付試写会が開催されました。
当日、参加した観客にとってはサプライズとなるこのイベント、本作の日本版イメージソング「ひまわり」を担当することになったナナムジカにとっても、「ひまわり」を観客の前で歌うのは初のこと。彼女たち自身の大ヒット作「くるりくるり」の曲にあわせて登壇すると盛大な拍手がおこり、イメージソング「ひまわり」は、ヴォーカルとピアノがしっとりと織り成す映画そのものの世界観に約500名の観客が酔いしれました。

今回の日本版テーマソングというコラボレーションにあたって、ナナムジカの二人が『ナイロビの蜂』を非常に気にっていたことはもちろん、メイレレス監督、プロデューサー共に「GREAT!」と絶賛。特にプロデューサーに関しては「日本のアーティストに、これほどまでに壮大な楽曲を作り、演奏できる人たちがいるとは!ここまで見事に映画の世界を表現できるとは驚きだ」と賞賛の言葉を寄せました。

●この会場で歌ってみてのご感想は?

西島(Vo.):結構緊張しました。普段は音楽を聞きに来た人の前で歌いますが、今日は映画を観に来た方々ということで、ちょっと雰囲気が違う感じがしました。
松藤(P,Cho):この映画があってのこの曲ですので、ここで皆様の前で歌えたことはとても嬉しいです。

●この映画の感想は?

西島:深い愛のある映画だと思います。夫から妻への愛、妻から夫への愛、そして2人のアフリカへの無償の愛の描かれ方が素晴らしい。こういう2人になれたらなぁと思いました。 松藤:主人公の女性がとても強い女性だったのが印象的でした。そして演じているレイチェル・ワイズもとても素敵。同じ女性から見ても憧れます。

●この映画とナナムジカの「ひまわり」という曲はメッセージ性がすごく共通するものがあったと思うのですが?

西島:そうですね。この曲の歌詞は、失恋から立ち直って前向きに生きていこうとする女性をイメージして書いたものですが、この曲の中の女の子はきっと映画の中でレイチェル・ワイズが演じるテッサという女性になりたいのだと思います。
松藤:「ひまわり」は元々作っていた曲だったんですが、映画をみて、この映画から色々なヒントをもらって作り直したものです。表現したいことがいっぱいできて、当初よりもずっと良くなったと思っています。

●この「ひまわり」という曲は実際にこの映画のプロデューサーと監督が聞いて大絶賛だったとか。

西島:最初にその話を聞いたときは「ほんとですか!?」とちょっと疑ってしまいました(笑)。でもそうおっしゃっていただいて本当に嬉しかったし、勇気にもなるし自信にもなりました。
松藤:これからもこのような素晴らしい映画を観ることによって自分たちの音楽も磨いていければと思います。