4月14日原宿のKDDIデザイニング・スタジオにて第2回CON-CANムービーフェスティバル授賞式が行われた。
CON-CANムービーフェスティバルとは、言語、テーマ不問でショート・フィルムを世界中から公募。視聴者と映画に精通した審査員の評価によって審査が行われるという、ブロードバンド時代の視聴者参加型短編映画祭。ベルリン映画祭、クレルモンフェラン映画祭など、名だたる国際映画祭上映作品の監督も出品しており、質の高い国際色豊かな作品が集結している。

第2回目となった今回は、世界44カ国より341本の作品が集まった。第2回CON-CANムービーフェスティバル授賞作品は以下の通り。

■魂観大賞
★ペールケレ!/アルト・トゥオヒマ(フィンランド)/18 min.
雪に覆われたフィンランドの田舎町に住む3人の中年男。普段は寡黙な彼らだが、秘めた感情が厚い氷を破って表に出ることもある。

■魂賞
★小部屋/ユ・セオクユン(韓国)/5 min.
外界から隔離された小部屋の中に、ひとりの男。小部屋に仕掛けられた巧妙な空間のトリックに観客がまんまとはめられる、斬新なアニメーション。

★妹/ダニエル・ムロイ(イギリス)/13 min.
広東から養子としてやってきた15歳のリチャードは、新しい環境に溶け込もうと努力し ていたが、ある朝スクールバスの中で恐れていた状況に陥る。

魂観大賞に輝いた『ペールケレ!』のアルト・トゥオヒマ監督は、「素晴らしい多くの作品の中で、自分の作品が選ばれるとは思いませんでした」と喜びを語った。4日間で撮影されたというこの作品。撮影時の思い出については「凍った湖の上で犬を使った撮影が楽しかったです」とコメント。今後の活動については「短編、長編の両方を作っていきたいです」と意欲を語った。

上記の作品、およびノミネート作品は現在CON-CANムービー・フェスティバルHPにて無料配信中!

また、54カ国・616作品ものエントリーから厳選された第3回CON-CAN入選作品も決定!4月25日から配信予定となっている。
(t,suzuki)

CON-CANムービー・フェスティバルHP
http://www.con-can.com/jp/index.html