韓流フィルムフェスティバルクロージング作品『風のファイター』舞台挨拶!!
4月7日シネマアート六本木で、『風のファイター』主演のヤン・ドングン、平山あやによる舞台挨拶が行われた。
公開当初、韓国では1週間で約240万人を動員した大ヒット作品が日本上陸!会場には、待っていたとばかりのパワフルな観客!ヤン・ドングンさんが「祝福します」と日本語で観客に話しかけると、一斉に拍手が沸いた。
大山倍達という偉大な人物を演じることでの苦労はなかったのか、という質問に『「僕は逆に本当に実在する人物を演じることは大変なことなのだろうか?」と考えることで、大きなストレスを感じることなく撮影に望めました。偉大な人がぶち当たった苦難を演じることの方がよほど難しいことだと思うんです。だから、実在する人を演じるということ自体はさほど重要ではないんですね。』と答えた。
可愛らしいショートヘアと薄いあんず色のドレスを着た平山あやは今日も素敵な笑顔で会場を和ませていた。役作りで苦労したことを聞かれ、「日本女性らしさが出ている役で、芸者という顔を持っていたので、日本舞踊を習いました。とても大変でしたが、2人の切ない恋愛を描くためには必要なことなので精一杯がんばりました。」
ここでビッグプレゼントが!!ライバル役で出演している加藤雅也さんからビデオレターが届いたとのこと。「今日は新ドラマの収録で行けなかったけど、今日の夜飲むか、なんかしましょうね!ヤンは軍隊にいってしまうけど、皆帰りを待ってますよ!」というなんとも笑ってしまうビデオレターに、会場も大笑い。
「みなさん祝福します。」とヤン・ドングン、「とても素敵な映画です。楽しんで観て下さい」と平山あやが観客にメッセージを送った。
舞台挨拶後、ヤン・ドングン来日記者会見も開かれた。
Q:「アクションは以前からもやっていたのですか?」
A:「アクションの演技をするのは初めてでしたが、前々からアクションに対する憧れもあったので、自主トレーニングをしていました。」
Q:「日本語の勉強はどのようにされていたのですか?」
A:「主に撮影現場で、日本語の先生と時間が許す限り、勉強していました。」
Q:「平山あやさんとはどんな話をしていたのですか?」
A:「会話といっても、英語も十分な力はなかった上に、自由な時間もあまりなかったのであまり話すことはありませんでしたね。ただ、彼女とは役柄『オッパ』という親しい間柄で呼ぶ敬称で呼びあうようにしていました。後は、監督も交えてシーンについて話す程度でした。」
Q:「2年間徴兵のため、不在となりますが日本のファンにメッセージをお願いします。」
A:「今度いつ会えるかは近くにいても、2年先なのか20年先なのかはわかりません。明日にはなにが起きるかわからないですからね。だから今、会えなくなる人には『健康でいて下さい。』と言いたいです。健康が人生に於いて、一番大切なことですから。」
短い時間ではあったが、ヤン・ドングンさんの親しみ深い一面が垣間見れたような感じた。
(ハヤシ カナコ)
シネマアート六本木にて絶賛公開中!他全国順次ロードショー!!
■作品紹介■
『風のファイター 』