4月6日東京国際フォーラムにて、『連理の枝』ジャパンプレミアが行われた。

死を目前にしながらも残された人生を明るく楽しく生きようとする女性ヘウォン(チェ・ジウ)。そんな彼女に出会って、はじめて本当の愛を知る男性ミンス(チョ・ハンソン)。二人は残されたわずかな時間の中で、その愛を深め、育てていく。残して逝く者と残される者、お互いが相手を思いやり、相手の抱える傷を癒したいと願う…そしてそこに美しい秘密が生まれる。

“涙の女王”と言われるチェ・ジウだが、意外にも映画ではコミカルな役が多く、正統派ラブストーリー映画は初となる『連理の枝』。ラブストーリーは大好きなジャンルであるというチェ・ジウ。“涙の女王”の本領が発揮されていることは間違いない。

ジャパンプレミアは、『猟奇的な彼女』のテーマソング“I believe”で知られているシン・スンフンの熱唱でスタート。客席には青のペンライトが揺れ、まるでコンサート会場さながらの盛り上がりをみせた。
続いて、主演のチェ・ジウ、チョ・ハンソン、キム・ソンジュン監督が登場。オープニングを飾ったシン・スンフンの歌に対して、チェ・ジウは「シン・スンフンさんは、学生の頃から大ファンでした。彼の音楽によって、映画がよりステキなものになったと思います」と話した。また、へウォン役を演じてみて「デートの時に、面白いことをする所には自分と似ています。病気でありながら周囲に気を使えるステキな女性だと思います。」
ミンス役のチョ・ハンソンは苦労した点について「冬の雨の日にミンスがヘウォンの家の前で待っているシーンが寒くて大変でした。ただ、その間も監督、チェ・ジウさんに温かい言葉をかけてもらったので嬉しかったです」
最後にキム・ソンジュン監督は「ミンスとヘウォンの愛し合う姿を観て、皆さんの心に温かいプレゼントを持ち帰ってもらえればと思います」と語った。
(t.suzuki)