4月1日、都内にて『TWILIGHT FILE Ⅱ』お披露目舞台挨拶が行われた。『TWILIGHT FILE Ⅱ』は、≪オムニバス・ムービープロジェクト≫『トワイライト・ファイル』の最新作。前作では、白川裕二郎、森下千里、藤森夕子、原口あきまさ、遠藤憲一などが出演。今作は、『僕はこの丘で、君を愛したい…』『あのころ…summer memories』『矜持〜KYOJI〜』の3作品からなる、新感覚ラブ・アクション・ファンタジームービー。

母を亡くした少年が、写真のみを手がかりに、母との思い出の丘を探す小さな冒険の物語『僕はこの丘で、君を愛したい…』。中村隆太郎監督は「現代では、忘れがちな人を思いやるという思いを込めた作品です。いろんな人の思いやりが合わさって進んでゆくストーリー。作品をみて思いやりという気持ちについて考えて貰えればと思います。」

日本画家として著名な川端龍子画伯が実際に住んでいた旧宅で撮影し、昭和30年代の魅力に溢れた少年の初恋の物語『あのころ…summer memories』の西川文恵監督は「スタッフや、主役の青木魁君、出演者たちの思いが詰まった作品です。楽しんでみてください」山川絵里佳は「噛めば噛むほど味の出る作品。去年の台風の多い時期での撮影で、思い出に残る夏となりました」と語った。

日本初の殺陣師出身の高瀬将嗣監督による、現世に大和男子の心意気を問う『矜持〜KYOJI〜』。「加勢大周さんに沖田を演じてもらい、お世辞抜きで、素晴らしく凛々しい沖田総司になりました」と監督。加勢は「僕なりに考えた沖田を演じました。スタッフ・キャスト力を合わせてできた作品なので、楽しんで見てください」と話した。

3作品すべてに、それぞれ違う役で出演しているプロレスラーの藤波 辰爾は「いろんな役を演じて、浮かないようにしましたが、不器用な部分が出てしまいました。以前から喫茶店のマスターをやってみたかったので、マスター役は嬉しかったです。(笑)強面の人たちが喫茶店に来るシーンでは、自分がプロレスラーであることも忘れて、少しひいてしまいました(笑)また機会があれば映画に出たいです」と映画出演への意欲を語った。

★2006年5月下旬より全国順次ロードショー