4月8日(土)より、漫画「空手バカ一代」で有名な極真空手の創始者である大山倍達の若き日々を描いた、韓国アクションエンターテイメント巨編「風のファイター」が公開。これを記念して、出演者の園田真夕さんと、応援に駆けつけてくださる極真空手会館の若手ファイターさんによる舞台挨拶&空手デモンストレーションが都内で行われた。

舞台上で生で演舞が行われ、映画に出演された園田さんは、参加されてコメントを以下のように語ってくれた。

−−−映画に参加されていかがでしたか?
園田:私は初映画だったのですが、運がよく日韓合作の映画に出させていただきまして、セツという役をやらせていただきました。平山あやちゃんの親友役なのですが着物もたくさん着せていただいてとてもうれしかったです。
−−−主役ペダルを演じましたヤン・ドングンはどんな方でしたか?
園田:ヤン・ドングンさんは、有名な韓国俳優さんでもありながらラッパーなんですね。普段はすごく物静かで大人しいのですけれども、たまに疲れてくるとテンションをあげるためなのか、ラッパーらしくラップを口ずさんだり踊ってみたりといった、かわいいところもありました。
−−−撮影は日本と韓国の両方でということだったそうなのですが、実は園田さんは現在、日経BSとラジオ日経で毎週土曜日に放送されている「K-POP COUNTDOWN」というラジオ番組にレギュラー出演されていまして、K-POPということなので韓国の歌の番組。韓国語がお出来になるんですよね?
園田:少しですが韓国語も勉強しました。
−−−ヤン・ユノ監督も韓国の方ということで、コミュニケーションも韓国語で?
園田:そうですね、ほとんど韓国語で。韓国語ができると言ったら、韓国語でいいねといった感じで周りのスタッフや監督さんも含めて皆さん韓国語でしゃべってくださったので、その期間はすごく韓国語が上達したと思います。
−−−監督の印象は?どんな雰囲気の方でしたか?
園田:監督はお茶目な部分があって、お菓子が大好きでいつもチョコパイというお菓子ばっかりを食べているんですけれども、よくそれをくれたり、撮影の時には一生懸命私の演技指導もしてくださって自分で実際やってくださってこういう風にしてと指摘していただいたりしました。
−−−今回の園田さんの役は平山あやさんの親友という役で、平山あやさんとの共演なさっているシーンは、映画の中で僕が見た感じではとてもほっとするシーンで、何かエピソードがあったらお願いします。
園田:平山あやさんとのシーンがとても多かったのですけれども、その中の一番メインでやらせていただいた人力車の中で二人である人の噂をするシーンなのですが、始まる5分くらい前にほとんどのセリフが変わってしまいまして、平山さんと私はパニックになってしまいました。二人が人力車に乗って待機している時、周りのスタッフはまだ準備ができていなかったので、二人でずっとセリフ合わせをして、平山さんの着物がすごく綺麗できらびやかで高そうだったのでこの着物はいくらかな、なんて話もしながらやっていました。
−−−韓国のドラマでもけっこう現場でセリフや段取りが変わると聞いたのですが、映画もやはりそういうところが?
園田:私は初めてだったのであまり気にならなったのですが、平山さんもやはりちょっと戸惑うと言っていました。ほとんで変わってしまったり全くなくなってしまったりとかけっこうするので、日本の俳優さんは慣れるまでけっこう大変だと思います。
−−−撮影の現場は違うところですけれども、日本のドラマや映画の撮影現場と違って、韓国の撮影現場ならではというのはありましたか?
園田:撮影は、日本はキチキチと満足できる映像が撮れなければずっとそのシーンをやっているのですが、韓国の方は食事の時間を大切にしているところです。
−−−スタッフとか皆さんがご飯を食べる時間を?
園田:なので、いくら時間が押していても、今日中に撮らなくてはいけないシーンがまだ撮れていなかったとしても、食事の時間は1時間半きっちり取って、夜食の時間もきっちり入れて、私は出番がない時は食べてばかりいました。体からキムチのにおいがすると平山さんと話すくらい毎日キムチをいただきました。
−−−食事の時間をきっちり取ることで、撮らなければいけないシーンが撮れなかったりということもあったのですか?
園田:けっこうありましたね。
−−−食べに来ただけという日も?
園田:私はけっこうありましたね。でも、休んでいいよと言われるような感じでした。
−−−今回、格闘家の方が出てきますが、個人的に格闘家の方はどうですか?
園田:先ほどのを見ていてすごくかっこいいなと思いましたが、やっぱり怪我がたえないかもしれないので、そういうのはかわいそうかなと思いますね。強い人はいいですよね、かっこよくて。
−−−最後に『風のファイター』のこんなところを見て欲しい見所を皆さんにお願いします。
園田:先ほど格闘家の方もおっしゃっていたように、神様のような存在の大山倍達さんをヤン・ドングンさんがどのように演じているか、皆さんとても楽しみに見て下さい。私、セツ役の園田真夕もかわいく、ちょっとお茶目に演じていますので是非皆さん見て下さい。『風のファイター』よろしくお願い致します。

2006年4月8日(土)CINEMART六本木ほかにて全国ロードショー

□作品紹介
『風のファイター 』