”過去と闘え。未来と闘え。”『クライング・フィスト』主演リュ・スンボム来日記者会見!!
3月9日(木)、実在する2人のボクサーの生き様をモデルにした韓国映画『クライング・フィスト』の主演リュ・スンボムが来日し、都内で記者会見を行なった。
本作で名優チェ・ミンシクと共演したリュ・スンボム。チェ・ミンシクが演じるカン・テシクのモデルは元”殴られ屋”晴留屋明。そしてリュ・スンボムが演じるユ・サンファンのモデルは”韓国のタイソン”と呼ばれる男、ソ・チョル。最後のシーンでは2人のリアルファイトも見ることができる。また、本作の監督はスンボムの兄であるリュ・スンワン。
俳優としてリュ・スンワン監督はどんな監督ですか?
「監督は独特な世界を持っている方で、映画化する技法も独特です。すごく新鮮で、仕事をするたびに新しいものを発見します。」
最後のシーンではリアルファイトが見れますが、感想を聞かせてください。チェ・ミンシクさんを本気で殴れましたか?
「ミンシクさんは大先輩なので、心配してました。実際、ミスで大怪我をさせそうになってしまったりもしました。でも、撮影なのでそうせざるを得なかったですね。リアルファイティングのシーンは本気で殴りましたし、本気でよけました。」
チェ・ミンシクさんとはどうでしたか?
「ミンシクさんは韓国でたくさんの方に尊敬されていますし、日本でも有名です。共演できたのは本当に光栄でした。周りの方達と話をしながら撮影する方なので、私もたくさん話をしました。彼はシーンごとに彼自身の理解を話してくれました。自分には考えられない幅の広さを感じました。」
実在する方をモデルにした映画ですが。
「2人とも実際に会う機会はなかったです。実在の人物をベースにはしていますけど、この映画はあくまでもフィクションです。いろいろな部分を付け加えた作品なんです。」
役作りはどういう風にしたんですか?
「私が演じた少年は少年院に収監された経験がありますが、そういう感情や経験は私にはありませんでした。彼の気持ちや、どういう考えをしていたかという事にアプローチをかけるのは必要なことでした。ボクシングも鍛えなければいけなかったので、肉体的苦痛もありました。また、大事なのは彼の気持ちをどれだけ真実味をもって伝えられるかということでした。力をそそいだところは彼を理解し、彼に没頭し、考えを理解することでした。そのことだけを考えて自然に彼になっていきました。」
メッセージをお願いします。
「日本の方は韓国映画や俳優に関心を持ってくれています。これからもっと素晴らしい作品をつくることで期待に応えたいです。」
また、応援ゲストとしてガッツ石松さんが登場した。実際のスンボムさんにあった感想を聞かれると、「映画でのイメージとは違いますね。でも彼にはボクシングの素質があると思います。」と答えた。2人でシャドウボクシングをするデモンストレーションには会場が沸いた。
(umemoto)
□4月15日渋谷アミューズCQN、新宿武蔵野館ほか全国順次<号泣>ロードショー!
□『クライング・フィスト 』