ベストセラー作家宮部みゆきの原作を、日本最先端の映像スタジオGONZOが映像化した2006年夏のファンタジー大作『ブレイブ ストーリー』の製作発表記者会見が3月2日、都内にて行われた。

宮部みゆきの初のファンタジー作品となる『ブレイブ ストーリー』。リアルな現実とどこまでも続く圧巻のファンタジーという、ふたつの世界を通じて描かれる少年の冒険の物語。
記者会見には原作者の宮部みゆきも登壇。映画化の話には二つ返事で引き受けたという。実際に作品を観て「美しい映像になったことに感動しています」と話す。また、映画にはヴォイスキャストとしても参加しているとのこと。
主人公ワタルを演じた松たか子は「周りの人に精神的に支えられながら初のアニメ作品を終えることができました。非日常的な物語ですが、厳しい現実の中でどのように勇気を持って決断してゆくかが描かれており、大人にもつきつけられるものもあると思います」。
アニメの仕事は今までもいくつか経験があるという大泉洋。今まで人間の役はほとんどなかったというが「今回も人間役ではありませんでした。好きに喋って良いということで、自由に喋りすぎたら北海道弁がでてしまいました。それでも良いと言われたので、勝手に北海道出身ということにしました。松さんに頼りにして貰えて嬉しかったです」。
本業の声優の声を間近で聞き、興奮したという常盤貴子。「松さんも私も、結構、親父が入っているので、声優さんの声を聞いて、『萌えーーー!!』ってなってました!」と、見かけとはかけ離れた意外なエピソードも。
会見中、大泉との掛け合いに会場を沸かせたウェンツ瑛士は「大泉さんには役を演じてもらうよりも、場を盛り上げるのに専念して貰えたおかげで、松さん、常盤さん、僕の3人で作品に集中することができました(笑)」。
女神を演じた今井美樹は「大いなる真理を象徴するという役に緊張しました。この役を通して、一生懸命生きている人たちに大切な思いを伝えられるのは嬉しいです。娘が大きくなった時に一緒に観れるような作品に参加できて嬉しいです」。
その他、樹木希林、伊藤四郎、田中好子、高橋克実、柴田理恵、堤下敦(インパルス)、板倉俊之(インパルス)、伊藤さおり(北陽)、虻川美穂子(北陽)など、豪華ヴォイスキャストが名を連ねている『ブレイブ ストーリー』は2006年、7月8日(土)よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にてロードショー。

□作品紹介『ブレイブ・ストーリー 』