新時代に向けて刷新した内容が支持を受け大ヒットとなった劇場版『新訳Z』。
いよいよその3部作が、ここに堂々たる完結編としてしめくくられる。

完結編となる『機動戦士ZガンダムⅢ−星の鼓動は愛−』の一般公開に先駆け、2/23(木)プレミア試写会&舞台挨拶が有楽町朝日ホールで開催された。
一足先に本作を見ようと、応募総数10,000通の中から選ばれた750名が早くから並び、会場前から既にファンの熱気に包まれていた。

舞台挨拶には富野総監督、主題歌を歌うGacktをはじめ、主要キャスト11名が一堂に集結。一味も二味も違う賑やかな舞台挨拶となった。

主題歌を歌うGacktは「3部全部を歌う事ができてありがたいです。今回監督が届けたいテーマが永遠の愛と聞いたのでこの曲を選びました。一言一句無駄のない曲だと思ったのがこの“ラブレター”。とても熱い想いが詰まった歌。映画と一緒にこの歌も持って返ってほしい。」とコメント。
又「今平静を保っていますが、こんな素晴らしい皆さんに囲まれ、実はすごく緊張しています。1人のファンとして見ごたえある作品になったと思う。 皆が命を注ぎ込んだこの作品を大勢の人に見てもらいたい。」と心境を語った。

総監督の富野監督は「20年という時間がたって、こういう事ができたのは皆さんのおかげです。応援ありがとうございます!また、Gacktが素晴らしい曲を作ってくれて、背中をおしてくれました。本当にありがとう!!」とコメントし深く頭を下げたのが印象的だった。

カミーユ役の飛田展男は「大人って奴はこの世界を…」とおなじみのセリフで挨拶をスタート。観客は大喜びとなった。「非常にうれしいです。20年の時が流れたが、舞台の再演と思って、新しい気持ちでやりました」と心境を語った。
ブライト役の鈴置洋孝は「20年たつと体力、気力共に心配でした。どこまで皆にプレゼントできるよう持っていけるか心配だった。」
アムロ役の古谷徹は、おなじみのセリフ「“僕には帰れる所がまだあるんだ!”このステージに帰ってこられて嬉しい。最初は主役、そしてその後は脇役、今回はチョイ役のアムロです!」と言うと会場は大爆笑となった。
カツ役の浪川大輔は「こんな素晴らしい人達と舞台に立てて嬉しい」
シャア役の池田秀一はセリフから「“まだまだ!まだ終わらんよ”。でもとうとう終りをむかえてしまいました! 素敵な作品になりました。」
レコア役の勝生真沙子は「愛を差し上げます。受け取ってください。」とセリフを。
パプテマス役の島田敏「アフレコは和やかで、緊張感もあった。この日をむかえ、感激です。」
エマ役の岡本麻弥は「終わってしまうのはちょっと寂しい。でも幸せを感じます。」
ファ役の新井里美は「ガンダムが大好きなので嬉しい。」
とそれぞれ思いを語った。

  (桜井裕子)

☆2006年3月4日(土)全国ロードショー
☆作品紹介 『機動戦士ZガンダムⅢ−星の鼓動は愛− 』