警告1
サイレンが鳴ったら外に出てはならない。
警告2
森の鉄塔に近づいてはならない。
警告3
その謎は解かないほうがいい。

2003年に発売され、国内外で50万枚のセールスを記録した大ヒットゲーム「SIREN」。今月発売された新作「SIREN2」の世界をベースに、「ケイゾク」「トリック」で熱狂的な支持を得ている堤幸彦監督が全く新しい世界感の映画を創り出した。この映画『サイレン』の初日舞台挨拶が、2月11日VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズにて行われた。

映画のワンシーンのように、赤暗くされた劇場の中、サイレンの音と共に監督、キャストらが登場。
シネコンの360度立体音響だからこそ実現できた史上初の”サウンド・サイコ・スリラー”、そして”衝撃の三回転結末:トリプル・リバーサル・エンディング”など、この作品では様々な新しい試みをしたという監督。「ちょっと観ただけでは分からない謎もあるかと思いますが、それも狙いです」と話した。主演の市川由衣は、20M位の高さがある鉄塔に登るシーンが恐くて印象的だったという。また、謎の赤い服の少女を演じた高橋真唯は今までないくらい謎めいた役が難しかったと語った。
サイコスリラーということで、スタッフ、キャスト達は計2回、御払いを受けた。しかし田中直樹は、「僕には御払いのお知らせというが来なかったので、御払いをせずに撮影をしました。僕に何かがあったら、このことを思い出してください!」と観客に訴えた。また、鉄塔のシーンについて「鉄塔に登る時に、そばにサポートの人がついてくれるのですが、市川さんの時はサポートの人が多いのに、僕の時はひとりしか付いててもらえませんでした」など、会場の笑いを誘った。

また、公開前日の2月10日が市川由衣の20回目の誕生日だったということで、『サイレン』特製の鉄塔がそびえたつバースデーケーキが登場。ファンからハッピーバースデーが歌われる中ローソクの火が消され、会場からの暖かい拍手で祝福された。
(t,suzuki)

★2006年2月11日、テアトルダイヤ、VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズ他にてロードショー

□作品紹介『サイレン 』