『ベロニカは死ぬことにした』の初日舞台挨拶が2月4日恵比寿ガーデンシネマにて行われた。舞台挨拶には、主演の真木よう子、市村正親、脚本とプロデュースを担当した筒井ともみ、そして堀江慶監督が登場した。

世界的ベストセラー作家パウロ・コニーリョの代表作『ベロニカは死ぬことにした』は日本でも20万部を突破。ある若い女性の絶望と再生を描いた物語をこの度、舞台を日本に置き換え映画化した注目作。

まず堀江監督をはじめ各々が作品にかけた思いを語った。
監督:「まだ27歳でこの仕事を始めて5年ちょい。初めて大きな原作ものの映画だったので、誠心誠意をもってつくりました!」
真木:「私も全身全霊をかけてつくりました!」
市村:「私は俳優人生34,5年の中で2本目の映画。(舞台上にあった映画のポスターに映る韓国若手俳優、イ・ワン氏を指差し)私はあのえりまきをしている役ではないですよ(笑)。劇中はいつも寝起きのような髪型だったので、今日もそのような髪型にセットしてもらいました(笑)。」
筒井:「始めてプロデュースも担当しました。この映画は性行為や精神病といった危ない描写が多いので、なかなか(メディアに)取り上げられる機械が少ないです。みなさんの口コミが頼りですので、どうぞよろしくお願いします。」

Q:真木さんはこの作品が初主演になったわけですが、好きな場面や印象にのこるセリフはありますか?
真木:「すべてが思い出に残っていてすぐには選べない。(少し悩んでから)ラスト、(市村演じる)院長に24時間も生きられない、と言われたシーンですね。」

Q:この作品では、主人公のトワは院長に「君はあと7日間の命だ。」と言われてしまいますが、生きていてよかったと思える瞬間は?
監督:「この仕事に出会い、撮っているとき、上映している瞬間ですね。」
真木:「私は車に乗っている(自分で運転している)ときにふと思いますね。ぼーっとしているときに幸せだなぁ〜と感じます。」
市村:「私はやはり劇場で、舞台の上に立っている瞬間が幸せです!」
筒井:「料理をつくって美味しいものを食べるとき(笑)あとは、私は才能フェチなので映画や演劇など素敵だなぁと思う、才能のある人に出会ったときに感じます。」と、思い思いに語った。

最後に一足早いがバレンタインということで、ラブバルーンを手に記念撮影。そして再度「口コミで広げてください!」と観客にアピールした。
(sagawa)

☆2月4日(土)より恵比寿ガーデンシネマにてロードショー 

■作品紹介■
『ベロニカは死ぬことにした 』