1月28日(土)、『TAKI 183』の初日にあたって本作初監督の小林正樹監督、出演陣からは塚本高史、窪塚俊介、村田充、加藤ローサ、そして映画のモデルとなったTOMI-Eによる舞台挨拶が行われた。

『TAKI 183』について。
小林監督:「あったかい気持ちになっていただけたらいいです。」
塚本さん:「グラフィティのイメージが変わって、近く感じてもらえるようになればいいですね。」
窪塚さん:「ストリートの映画というより、5人の青春群像劇です。」
村田さん:「すごくかっこいいアンダーグラウンドを描いている青春映画です。」
加藤ローサさん:「やっと公開されて嬉しいです!」
TOMI-Eさん:「葛藤を描いてもらって感謝してます。映画になったということで、グラフィティがエンターテイメントの世界に入りました。ヒップホップの入り口になればいいです。」

撮影現場ではどうでしたか?また、今回出演されてグラフィティへの考え方は変わりましたか?
塚本さん:「映画をやる前まではグラフィティを見ても落書き程度にしか思ってなかった。でもグラフィティをTOMI-Eに教えてもらったことで、どんな奴が描いたんだろう?なんで描いたんだろう?とか考えるようになりました。TOMI-Eはお兄さんみたいな感じで。ものまねじゃなく、自分なりのトミーを演って自然に似ていけばいいと思ってやりました。」
窪塚さん:「5人の中で1番テキトーな性格の役で。精一杯ウソをつかせてもらいました。撮影現場ではTOMI-Eが中心になって盛り上げてくれた、というのが作品ができた1番の理由だと思います。」
村田さん:「朝から朝まで短期集中で撮った作品で、皆とは家族みたいに過ごしました。毎日が思い出ですね。」
加藤ローサさん:「皆楽しそうにはしゃいでました。オンオフの切り替えを上手くやってて。ホントに楽しかったです。女扱いもされずについていきました(笑)今回の作品によってグラフィティも見方が変わって、アートだと思えるようになりました。」
TOMI-Eさん:「アウトラインだけ引っ張って、あとは皆に塗ってもらうっていうことをしたんですが、最高の作品になりました。自分では描く時に感想を持ったりとか、描いたものに点数をつけたりとかはしない。ただ、できたものを見てもらって感じてもらえればいい。グラフィティを違うレベルにもっていってもらって、深いところまで入ってもらえればいいです。」
小林監督:「ヒップホップは人によっては、なかなか入り込めない方もいると思います。でも、この作品に関してはバックグラウンドがヒップホップという青春映画なので、すっと入れると思ってます。観ている中でグラフィティやヒップホップが自然に入ってきて、結構いいなと感じてもらえる入門的なものになればいいです。ヘビーな感じはなく軽く観ていただいて、なんとなく残るものがあれば嬉しいです。」

(umemoto)

□2006年1月28日渋谷Q-AXにてロードショー!!

『TAKI 183 』