殺しの芸術家、その最大な武器は“恐怖”

1月28日(土)、手塚眞監督作品『ブラックキス』の初日舞台挨拶が渋谷Q-AXシネマで行われた。美男美女勢ぞろいの本作の舞台挨拶には手塚眞監督、橋本麗香、松岡俊介、奥田瑛二、あんじが登場し、作品について語ってくれた。

映画上映後の舞台挨拶で監督も出演者の方々も観客の反応が気になる様子。あんじさんは「皆さんの心が恐怖色に染まれば大成功です!」と語り、監督は「たくさんの要素がある映画です。この映画はじわっと後からくる部分が多いと思います。思い出して、気になったらまた観てください。」と語った。

撮影現場はどんな感じでしたか?
橋本さん:「初のサスペンス映画なんですけど、ラストを監督が教えてくれなかったので想像して演りました。」
松岡さん:「台本が知らされてなかったんで、ハメられた感じですね(笑)不安感もありましたが、そういうところで団結が生み出されたりもしました。」
奥田さん:「ラストがわからなかったんで、皆が皆を犯人だと疑い始めちゃって。しまいには、もしかして俺が犯人なのか!?と思う時もありました。」
あんじさん:「現場はホントに楽しかったです。でも私が犯人じゃないのかっていう疑惑の目を向けられて大変でした(笑)犯人はアーティストなので、現場のセットも素晴らしかったですよ。自然にリアルに演じようとしました。」

これからご覧になる方にメッセージをお願いします。
手塚監督:「いろんな見方があって良しだと思っています。怖い映画を作った理由は怖い思いを味わって欲しいから。この世の中には不安なことや恐ろしい事件があって、怖さが伝染してきて迫ってくる。不安感も持って生きていかなきゃならない。だから皆さんには抵抗力をつけていただきたいんです。怖さに立ち向かって、打ち勝っていただきたい。ポジティブに明日のことを考えながら生きてください。」

(umemoto)

□2006年1月28日渋谷Q-AXにてロードショー!!

『ブラックキス 』