小さいけれど大切な事を気づかせてくれる、そんな映画『晴れたらポップなボクの生活』。
カラテラの矢部太郎、そしてピーターこと、池畑慎之介が37年ぶりに映画主演、しかもホームレスの男性の役!という事でも話題のこの作品が1/21(土)に公開され、テアトル新宿で舞台挨拶が行われた。
大雪にみまわれ、あいにくの天気となった東京だったが、それでも沢山のファンが集またこの日。主演の矢部太郎、池畑慎之介、そして片桐はいり、木村祐一、板尾創路、山田雅人と豪華な面々が登場し、大いに盛り上がった舞台挨拶となった。

矢部は「素敵な皆さんと一緒に素敵な作品に出させて頂き、うれしいです。」と言うと観客から「矢部さーーん!」という歓声が!「ありがとうございます!あなたのお名前は? あっボクは矢部と申します!」と矢部らしい、何とも暖かい会話が交わされた。
そして「この映画を見て東京の良さを感じて、帰りは歩いて帰ってください。」と言うと木村から「おいおい!今日は雪だぞ〜」と突っ込まれ、会場は大笑い。照れくさそうにする矢部が何とも印象的だった。

池畑は「監督からカッコイイおじさんのホームレスだからと言われ、色々話し合ってビジュアル等を決めました。とにかく歩きまくったロケでした。でも撮影中誰にも私がピーターだって気づかれなかったので、それは気持ち良くもあり、寂しくもありましたね(笑)」

モテモテのホームレス役を演じた片桐は「小さい頃日比谷公園に行って、ホームレスって楽しそう〜と思ってたので、そんな役ができて夢が叶いました」とユーモラスなコメント。
木村は「僕は男だけれど、女みたいな… 実際のピーターさんの様な役でした。ピンクの服着たりしてますよ。色々な表情を楽しんでください。劇中出てくる、豚カツ屋の主人がいい味出してます!」
片桐と同棲をしているホームレス役の板尾は「温水さんと片桐さんを取り合うんです。ベッドシーンまであるんですよ。あっ部屋にベッドはないんですけれどね(笑)」
ホームレスを保護するNPOの役を演じた山田は「今回は悪徳なNPOの人。怖く見せる為にサングラスかけました。髪型はベッカムカットに自分ではしたつもりですが… 是非楽しんでください」とそれぞれコメントした。

非常に和やかで、チームワークの良さを感じる舞台挨拶となり、会場は終始笑いが絶えなかった。映画の暖かさ、爽やかさがそのまま飛び出してきたような、そんな楽しい一時となった。

  (桜井裕子)

☆1/21(土)よりテアトル新宿レイトロードショー
☆作品紹介 『晴れたらポップなボクの生活 』