「パニックルーム」以来の主演、そして3年ぶりの来日ということで、全国から報道陣が駆けつけ、場内は大変の賑いを見せた。「子供を持つ母親として、このドラマにはとても興味をもったの。この映画はアクションももちろん魅力のひとつだけど、私はそれ以上に心理的なゲームや、母親としてのカイルの感情の動きの方に関心したわ。」と出演の決め手を語った。
舞台は最新型ハイテク重層ジャンボジェット、高度1万メートルの密室で事件は起こった。突然の夫の死によって、悲しみに打ちひしがれた航空機設計士カイル(ジョディ・フォスター)は6歳の娘ジュリア(マーリーン・ローストン)を連れて帰国の途に向かっていた。航空機が無事出発し、2人は眠りに落ちていく。ふと目が覚めるとジュリア、ジュリアにまつわるもの全てが忽然と姿を消していた。そして誰一人としてジュリアの姿を認めたものはいなかった…。容疑者は前乗客425名、カイルは見えない敵と陰謀にたった1人立ち向かう!
かけがえのない娘を取り戻すその時まで!

女優生活40年。女優として監督として輝かしいキャリアをもうすでに得ているジョディだが、常に向上心に溢れている印象をもった。ジョディはこの映画に出会えたことで自分自身も成長できたと語る。「カイルの行動を演じる中で、私ならどうするか、と自問することで新しい自分を発見できたわ。正気を失うということも初めて体験することができて、この作品は私の中で大切なもののひとつになったの。今までの自分の目標を振り返ると、今の自分はそれらを全て達成できてると思う。だからこれからは頭の中にふっとでてきた目標を大事にしていこうと思っているの。」
ジョディの俳優にむかう姿勢と、母親として自覚を持ち、プライベートでも2児の母親として自分の役割を担っていこうとする姿勢は、女性として見習わなければいけないと感じた。この作品の中では、そのようなジョディ自身の芯の強さが迫真の演技を生み出し、さらに脇を豪華ゲストが固め、最高のサスペンスが完成!ぜひ劇場で!

記者会見も終盤。今日は1月11日。『フライトプラン』の大ヒットを祈願して鏡開きを行った。「ん〜、いい匂い!飲んじゃいけないの?」と初めての鏡開きにはしゃぐジョディ。『フライトプラン』の成功を祈って乾杯!!

(ハヤシ カナコ)

1月21日(土)先行上映開催!
1月28日(水)丸の内ピカデリー1他で全国ロードショー!
◇ 写真
TOUCHSTONE PICTURES

■作品紹介■
『フライト・プラン 』