森が人を襲うようになってしまった300年後の地球。
荒れ果てた地で運命的に出逢った、未来の少年アギトと過去から来た少女トゥーラ。ふたりは互いに惹かれあいながらも、育った環境の違いにとまどい、葛藤しながら成長していく──。
最先端映像スタジオとして知られるGONZO製作の、美しくも壮大な映像に彩られた冒険ファンタジー!

1月7日、東劇にて『銀色の髪のアギト』初日舞台挨拶が行わた。舞台挨拶には勝地涼、宮崎あおい、古手川祐子、布川敏和、遠藤憲一、大杉漣、そして杉山慶一監督が駆けつけた。アフレコは一人ずつ行われたため、このメンバーで集まるのは初めてとのこと。
最初は役のイメージを壊さないか心配だったという主人公アギト役の勝地涼は「この作品には力強く生きていくことや、家族愛などが描かれていると思います。観た後に、色々と考えて貰えれば嬉しいです」と、緊張した面持ちで語った。アフレコでは一人でブースに入るのが寂しかったという、トゥーラ役の宮崎あおいは「息遣いや、叫び声を演じるのに苦労しました。素晴らしい音楽と、綺麗な映像を楽しんで貰えると思います」。意外にも、ドラゴンボールなど、アニメが大好きだという古手川祐子は「アギトは悟空よりも素敵だと思いました。(笑)自分を犠牲にしてでも大切なものを守りたいという気持ちを感じて貰えればと思います」。子供と一緒に家族で観たいという布川敏和は「登場人物たちが皆前向きで、観たら勇気が沸く作品です」。アフレコについて遠藤憲一は「初めは雑に描かれた絵に対して声を入れてましたが、最後の方は、人が棒一本だけで描かれいて、感情を入れるのは大変でした(笑)」。以前からアフレコに興味があったという大杉蓮は「初めての経験だったので大変でしたが、良い経験をさせて貰いました」。最後に、杉山慶一監督は「この作品製作には8年もの年月を費やしており、初日を迎えることができて、感慨もひとしおです。新人監督であるにもかかわらず豪華なキャストで、音楽もかなりこだわらせて貰い、とても嬉しく思っています」と感慨深げに語った。
また、『銀色の髪のアギト』は日本公開に続き、2006年3月から中国全土(中国、台湾、香港、マカオ)、約1000館での公開も決定している。美しく壮大な映像に彩られた冒険ファンタジーが、海外の人々の心を捉えることができるのか。日本と中国との文化の架け橋となることが期待されている作品である。

★2006年1月7日(土)より 東劇ほか全国ロードショー

□作品紹介銀色の髪のアギト