—-「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2005」—-
ファンタスティック・オフシアター部門 審査員特別賞受賞

今年の2月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で上映されるや否や、その独創的な“超センス・ムービー”で観る者を圧倒させ、話題をさらった『世界は彼女のためにある』通称『セカカノ』が本日、下北沢にある劇場・トリウッドにて初日舞台挨拶を迎えた。

監督は新人・保坂大輔。撮影から丸2年。完成してから1年経つという本作について、「やっと公開できました。本作を撮るのにこんなに苦労するとは思わなかったです(苦笑)だから本当に完成できて良かったと思います。皆さんのおかげ。ありがとう!」と嬉しさを顔に表した。主演の坂ノ下博樹は、「今日は本当にありがとう。」、同じく主演の布瀬谷香は、「撮影は2年前なので記憶もおぼつかないけれど(苦笑)、とても集中して取り組めた撮影期間だったと思います。今日は観て下さって本当にありがとうございます!」とそれぞれ語った。その他、周りを固める俳優として諏訪太朗が「拙いところはありますけどとても素晴らしい映画です。これは冗談じゃないですよ!(笑)みんな(観てみて)どう思った?ぜひ感想を聞かせて下さい。」と熱く観客に呼びかけ、「本当にありがとう!観てくれただけで感極まって…。」と小田部千夏が言葉につまるシーンなどもあり、本作にかける監督&出演者たちの想いが強く感じられた。

この無限の大きさの愛と涙の世界観は、観終えると何かとてつもない凄いものを観た—-という想いにとらわれる事は事実だ。“セカカノ”はあなたに観られる為にある!

(Naomi Kanno)
※2005年12月24日(土)より下北沢トリウッドにてロードショー
 2006年1月7日(土)よりポレポレ東中野にてレイトショー

◇作品紹介
『世界は彼女のためにある 』