世界のトップスター、ジョージ・マイケルがドキュメンタリー映画『ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜』のプロモーションのため、12月15日(木)来日記者会見を行なった。先日同性婚を発表して大反響を呼んだが、今回は恋人のケニー・ゴスを伴って来日。映画や音楽について、またプライベートライフについてとても紳士的に語ってくれた。

この映画をこのタイミングで公開ということについて、どう考えていますか?
「映画の後半は人生の中で1番辛かった時期を描いています。今その時期が終わったので、全て説明したかったんだ。23年間の集大成として送りたい。」

ありのままの自分を、あれ程さらけ出すのにためらいは?
「私は本当に正直な人間なんです(笑)特に映画の場合はお金を払って、私のファンだとか、音楽を気に入ってくださっている方が観に来てくださる。そういう方々に正直でありたいという気持ちだった。映画を観ていただけると、より理解を深めてもらえるだろう。」
また、創作活動の時はどんな感じで?
「歌詞は自伝的なものを書いてきたが、正直に歌詞にしてきたつもりです。」

撮影の過程や、各界のスーパースターである共演者の参加については?
「アンドリューと一緒の話は楽しかったんだけど、後半のつらい部分は話していて精神的に影響を受けたよ。
共演者については、私のことを好きな人だけでなく、嫌いな人も出さなきゃフェア—じゃないと思ったんだ。だから嫌いな人も出てますよ(笑)」

ポップスターを英雄化しすぎないようにしたのですか?
「そういう部分を大きく扱うことはできたけど、映画の1/3にとどめました。自分をもっと素晴らしく見せようとはしなかった。いろいろ書かれた記事についてコメントしなかったから、ファンの為にきちんと説明したかったんだ。」

メッセージを一言お願いします!
「ハッピークリスマス!映画を観て楽しんで下さい。たぶん、すごいファンだという人も、何か知らなかった事がわかるよ。この映画は自分でも娯楽性が高いと思うし、あの出来事を全てサバイバルできて本当に誇りに思ってます。これから先はあれほどイベントはいらないですね(笑)だから続編は82歳ぐらいに作るよ!(笑)」

音楽活動については、
「今年はずっと書いてきたんだ。方向性は・・”より良くベターにいきたい”」と語ってくれた。
新しいクリスマスソングを書いているらしく、来年のプランもあるそうだ。

(ウメモト)

★12月23日(祝)、Bunkamuraル・シネマにてクリスマスロードショー

□作品紹介
ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜