わずか0歳で芸能界デビューし、天才子役として一世を風靡した相沢晴生(森山未來)は、両親の離婚に巻き込まれ、「普通の子供に戻りたい!」と世間に惜しまれつつ8歳で引退。しかし、普通の子供に戻ってもいいことなんてまるでなかった高校生の晴生は、再起を賭けて超人気学園ドラマのオーディションを受け、見事合格!しかし、ドラマの役にのめり込むあまりドラマと現実のバランスが崩れだし、ついに実生活にも影響がでるようになる…

12月16日『スクールデイズ』の初日舞台挨拶がテアトル新宿にて行なわれた。観客の熱い歓声の中、出演者らが登壇。『世界の中心で愛を叫ぶ』以来の映画出演であり、初主演となった森山未來は「今のなごやかな会場が、見終わった後に豹変していないか心配です(笑)」また、撮影中の思い出については「観ていただければ分ると思いますが、すべてのシーンがスペクタクルでした(笑)」晴生の親友役の金井勇太は「ギャップのある役なのでそのギャップを楽しんでもらえればと思います」晴生の母親役のいとうまい子は「観てて楽しそうですが、私は自宅から出ない役だったので、誰にも会えませんでした。(笑)エネルギッシュな作品なので楽しんで下さい」劇中ドラマで晴男が片思いする早津役の市川由衣は森山について「1人で凄い集中していたので、話し掛けずらかったです。(笑)田辺さん(熱血教師役)の弾けっぷりが素敵です」小林且弥は「晴生をいじめる帰国子女という掴みにくい役ですが(笑)、実際は森山くんにいじめられている側です。さっきも、ものまねをしたら、似てる似てないではなく”口が臭い”とか言われました」守屋健太郎監督は「撮影現場はとてもエキサイティングでした。こんなに映像を作るのが楽しいのかと思いました。伝えたいことは全て映画に込められているので、楽しんで下さい」また、今日(12月10)が小林且弥の誕生日であることが森山未來より告げられ、観客からハッピーバースデーが歌われるという微笑ましい場面もあった。
(t.suzuki)

★2005年12月10日、テアトル新宿他にて全国順次ロードショー

□作品紹介『スクールデイズ 』