毎年、英国王室の御前にて行われる試写会、ロイヤル・フィルム・パフォーマンスがロンドンの由緒あるロイヤル・アルバート・ホールにて「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」が、上映された。本作品としても、原作者C.S.ルイスが生まれた国で世界初のワールド・プレミア上映となった。
 会場となったロイヤル・アルバート・ホールに面した道路が1ブロック封鎖され、映画の雰囲気に合わせた約500メートルのアイス・ブルー・カーペット(氷のような青)がひかれた。カーペット上はディズニーマジックで、この場がナルニア国の100年の冬の幻想地を思わせる人工の雪が、ナルニア国風に装飾された会場に降らされた。カーペットの沿道にはイギリス国内のプレスはもとより世界各国40カ国からプレス(スチール90/TV120/マスコミ総数320)が集まり、カーペット脇に設置された雛壇の観客席には400人もの観客がこれから行われる、世紀のイベントを見守った。
英国時間5:15PM(日本時間:8日2:15AM)頃より、レッドカーペットがスタートし、このイベントに招待された豪華なゲストたち(ブライアン・メイ、ロジャー・ムーア、オジー・オズボーン、アニー・レノックス)のほか、キャストや製作者たちが会場を盛り上げた。
 ルーシー「こんなすごいイベントに参加できて、とても興奮しています。作品も原作にとても忠実でよくできていると思います。」
 ピーター「この作品に出演できて光栄です。アクションシーンもドラマもどちらも素晴らしいので、日本のファンの皆さんにもぜひ楽しんでほしいです。」
 エドモンド「馬に乗ったアクションシーンがとてもすごいので、皆さんもぜひ見てください。」
 スーザン「一ヶ月前に映画を見ましたが、最初にビーバーさんと出会うシーンがすきです。このプレミアへ参加できて今はとてもエキサイトしています。」
 ルーシー「信じられないくらい素晴らしいこのイベント参加できてとてもよかったです。楽しみこの作品を待っていてください。」
アンドリュー・アダムソン「30年間もこの作品にかかわっているので(監督がナルニアの原作に出会ってから。実際は3年半関わっている)作品は素晴らしいです。よくできているので皆さん見てください」 とロイヤル・プレミアという英国を代表するイベントに参加できた興奮を伝えた。

一方、場内ではチャールズ皇太子とカミラ夫人が場内のボックス席に入ると、舞台上の8名のトランペット奏者が英国の国歌を演奏し、演奏終了と同時に上映がスタートした。迫力のある映像スペクタクルに、上映後のエンドクレジットが始まると場内(約4500名)の観客からは一斉に大きな拍手が沸きあがった。
 その後に行われたケンジントン・ガーデンのパーティー会場では、「白い魔女」の城をイメージした氷の世界や、衣装のディスプレイなど特設テントの中は、まるで映画さながらのようなファンタジー感にあふれた世界が出来上がっていた。

配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン) 
2006年 3月4日全国超拡大ロードショー!

□作品紹介
『ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女 』