遂にシリーズは最終章へと向けて走り始める。
シリーズ第4章『ハリーポッターと炎のゴブレット』

稲妻の時から13年。ヴォルデモート卿が遂に復活を遂げる!冒険から、戦いへ—。
2005年冬、史上最強のファンタジーがここからスタートする!

11月18日(金)、東京国際フォーラームにて映画『ハリーポッターと炎のゴブレット』監督&キャストによる来日記者会見が行われた。
登壇したのは監督のマイク・ニューウェル、製作のデイビッド・ヘイマン、ハーマイオニー・グレンジャー役のエマ・ワトソン、チョウ・チャン役のケイティー・ラング、セドリック・ディゴリー役のロバート・パティンソン。
手を振りながら笑顔でマスコミの前に姿を見せる面々。本日、残念ながらメインキャストのハリー・ポッター役ダニエル・ラドクリフと、ロン・ウィーズリー役のルパート・グリントの都合が合わず欠席したが、それぞれ日本のファンへメッセージを贈った。

ダニエル:「今日はそちらへ行きたかったんですが、どうしても都合が合わずにごめんなさい。本作はアクションと視覚効果がすごいです。でも作品の中に人間味が溢れてる。日本のファンの皆さん、いつも応援ありがとう!どうぞこの映画を楽しんで下さい。」
ルパート:「日本に行けず残念です。前回の日本訪問はとても楽しかったな。みんながぜひこの作品も楽しんでくれる事を願ってます。また近い内に会えるのを楽しみにしてます。」

この後マスコミとゲストの間で本作についての質疑応答が行われた。
Q.役を演じるにあたって難しかったところ、また本作では恋、友情の危機、等身大の苦悩など沢山の要素が盛り込まれているが実体験から参考にした事は?
エマ:「実生活からの体験は色々と使いました。1番お気に入りのシーンがクリスマス・パーティのシーンなんですが、あそこはハーマイオニーにとって重要なシーンなので完璧にやりたいと思ったんです。観た人はどう感じるかな?色々な感情を表さなきゃいけないから私にとってチャレンジでしたがとても楽しかったです。」

ケイティー:「この役はとても素敵。でもとてもプレッシャーを感じました。ハリーがこの子の魅力に惹かれていく…という役立ったので期待に応えられるかしらと。でも撮影自体はとても楽しかったです。」

ロバート:「この役セドリックは女性の扱い方が上手く、美人な女の子を普通に誘ったりします。でも実際の僕はこれとは全然違うので脚本にある通りに演じました(笑)」

Q.ハリーポッターシリーズ初参加ですが?
ケイティー:「まずとても圧倒され、生で3人に会った時は恐れをなしました。私は今までハリーポッターの大ファンでずっとスクリーンで観ていたので。でも3人にすぐ打ち解ける事ができ、皆も温かく迎え入れてくれました。」

ロバート:「こんなにも大きなシリーズに出るなんて奇妙な感じがします。スタッフ・キャストはみんないい人たちで優しく接してくれました。みんな有名な方たちばかりなのに全くハリウッド的ではなかったですね。アンハリウッド!みたいな感じで(笑)」

監督:「私自身もすごく緊張してます。こんなにも記者会見にマスコミが沢山詰め掛けるなんて初めてなもので…(苦笑)。この映画の注目度がわかりますね。こんな大きな規模も初めてだし、こんなに特撮使うのも初めてだったんです。僕けっこう短気な性格だしリアルさを追求したかったので、全てを実写で撮りたかったんですよ。でも特撮チームの人たちに「大丈夫、リアルなドラゴンね」って後押しされて。だからずっと信じ続け待ってました。信じながら待つのは難しいなぁ(笑)。あと僕がこれを撮りたかったのは原作本が分厚ったから。内容が豊かで沢山の事が詰まっていたから。観客を引き付けて離さないものを作りたかったんです。」

新キャラクターの登場でますます勢いを見せるハリポッター。
第1シリーズの時からは想像も出来ないほど大人になった彼らの姿をぜひとも劇場で確認してほしい。

(Naomi Kanno)

※2005年11月26日、丸の内ピカデリー1系+渋谷東急系ほか松竹・東急系超拡大公開

◇作品紹介
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット 』