“45秒!!!”
これは、東京国際映画祭史上初の出来事ではないだろうか…
なんと最速“45秒”で本作『B型の彼氏』のチケットが完売したのだ。

本日、舞台挨拶に姿を見せたのはプロデューサーのキム・ドゥーチャン。
彼も「今まで6本映画を作ってきて、こんな経験は初めてです!」と言うくらいとても大きな期待を集めている作品なのである。

2004年後半、韓国では“血液型シンドローム”と呼ばれるブームが巻き起こり、どこへ行っても血液型の話題で持ちきりとなっていた。特にB型男子は「彼氏にしたくない血液型No.1」に選ばれたり、「素直で個性的だが、自己中心的かつ自信過剰」と言われたり注目の的。
しかし、彼ら(B型男子)に悩みながらも、そのB型男子ならではの魅力にはまる女性も数知れず…
そんな流れの中、製作されたのがこの映画『B型の彼氏』なのだ。

主演は「パリの恋人」以降、テレビ、映画界からオファーが絶えないというイ・ドンゴン。数あるオファーの中で彼が選んだのが本作。映画初主演の彼が演じたのは恋愛も身勝手なB型の男の子ヨンビン。
お相手のレディには、ハン・ジヘ。運命の出会いを待つ、実は臆病なA型の女の子ハミをとびきりキュートに演じた。

スケジュールの都合があわず、今回は残念ながら来日する事が出来なかったイ・ドンゴン。しかし、プロデューサーのキムが彼から手紙を預かってきたという事で早速、超満員の客席に向かって読み上げた。

《本日は、私の初主演映画『B型の彼氏』にお越し頂きありがとうございます。この場でこの感謝の気持ちを皆さんに伝えたかったのですが、今回来日出来ず残念です。本作はT!FFで最も早くチケットが完売した作品だと聞きました。とても嬉しいです。この歓びを会場の皆さんとわかち合いたかったのにな…。日本での一般公開は来春という事なので、その時にはぜひ皆さんにお会いしたいと思っています。なので、それまで応援お願いします。では、近々必ずお会いしましょう! イ・ドンゴン》

メッセージを受け取った観客たちは皆、大満足の様子。
イ・ドンゴンの来日が今からとても待ち遠しい。

韓国では公開されるや否や150万人を動員する大ヒットを記録した『B型の彼氏』。
日本では、2006年新春 シネクイント他にて全国ロードショー!!

(菅野奈緒美)

◇作品紹介
『B型の彼氏 』

■東京国際映画祭
http://www.tiff-jp.net/index_j.html