彼女がすべての記憶をなくしていきます。
名前も、歳も、そして愛していた僕さえも。

本日、東京国際フォーラムで「日韓友情年2005」記念スペシャルイベントとして『私の頭の中の消しゴム』のジャパンプレミアが開催された。
本作は、日韓の言葉や文化の違いを超え、人々に感動を与えるものとして、日韓友情年2005を象徴する作品に認定されたのだ。

本日はこのジャパンプレミアの場に主演2人も駆けつけ、舞台上に主演のチョン・ウソン(『MUSA-武士-』)とソン・イェジン(『四月の雪』)が登壇すると会場の熱気は一気にヒートアップ。あちらこちらで黄色い声が飛び交った。そんなファンの様子を目にした2人は笑顔で手を振り続け、日本語で挨拶を交わした。
「こんばんわ。わたしはチョン・ウソンです。みんなにあえてうれしいです!」(ウソン)
「わたしはソン・イェジンです。…(忘れちゃった!!)あっ、またおあいできてうれしいです!」(イェジン)

その後、韓国語で「僕は、本作は男女の愛を超えて家族愛をも描いた素晴らしい作品だと思っています。希望を与えてくれる映画なんです。僕は最後のコンビニでイェジン演じるスジンが“ここは天国ですか?”と語るシーンが1番好きです。」(ウソン)、「本作を通して愛について色々と考えました。私が演じたスジンは、自分を捨ててまで1人の男性(ウソン演じるチョルス)を愛しましたが、現実に戻って自分も果たしてスジンのように無条件の愛を貫き通す事が出来るだろうか?と改めて愛の大切さを考えたのです。私は全ての映像やシーンが大好きですが、やはり最後のエンディングのシーンが1番ですね。2人のバッティングシーンも愛らしい記憶が残っているので大好きです。」(イェジン)と本作について思い思いに語った。
お互いの印象について聞かれた2人は、顔を見合わせ仲よさそうに微笑みながら、そしてウソンは決めポーズでイェジンに、“良く言ってくれよ〜!”とお茶目にアイコンタクトを送りながらそれぞれこう述べた。
「俳優としても素敵だが、女性としてもとても成熟して魅力的。実年齢よりとても成熟してる女性で、フリをしてるのかな?(笑)、色々なものに対して深く悩んだり考えたり出来る女性ですね。」(ウソン)、「チョン・ウソンさんは、見た目もとても素敵だけど、それ以上に心の中に素敵なものを沢山持った男性。あと、俳優としてもすごく余裕が感じられるし、それは色々な事を知っているからだと思うんです。だから、またウソンさんと一緒に映画を作りたい!って思いますね。」(イェジン)

そして最後に会場にいる大勢の観客たちに「ここからはお客さんたちの顔が残念ながらよく見えません。だけど、そちらから僕たちを温かく見守ってくれているというのはひしひしと伝わってきます。本当にありがとう!」(ウソン)、「韓国で撮影され、公開もされたこの作品が日本の皆さんに観て貰える事はとても嬉しいです。女優として満ち足りた想いを感じます。本作を観て、“愛”の素晴らしさや大切さを改めて実感して頂ければと思います。良い恋愛をする事が、人生で1番大切な事です。」(イェジン)と語った。

韓国では昨年11月に公開されるや否や、3週連続第1位を記録!観客を300万人動員した永久不滅のラブ・ストーリー『私の頭の中の消しゴム』。
本当の“愛”とは?無条件で貫き通す“愛”とは?
この作品の中に全ての答えがきっとあるはず…。

(菅野奈緒美)

※10月22日(土)丸の内ピカデリー1 他全国松竹・東急系ロードショー

◇作品紹介
『私の頭の中の消しゴム 』