今年2005年は香港−日本交流年。その記念行事の一環として10月17日(月)から30日(日)までの2週間、「香港映画祭」が六本木アカデミーヒルズ49、テアトルダイヤ(池袋)、文京シビックホール(後楽園)にて開催される。10月3日、都内ホテルにて香港経済貿易代表部の方志偉 主席代表と香港政府観光局の加納国雄 日本・韓国地域局長が記者会見に出席し、イベントの概要について発表した。

「香港映画祭」では1960年代から現在に至るまでの各時代の代表作16本が集められ、2週間という短い期間に凝縮して上映される。ジャンルもアクション、ラブストーリー、サスペンス、コメディーと多岐に渡り、ブルース・リーの『ドラゴンへの道』からアンディ・ラフ、トニー・レオンの『インファナル・アフェア』まで香港映画の魅力を余すことなく味わえるラインナップとなっている。オープニング作品ではアンソニー・ウォン主演の「ブラック・シティ」がプレミア上映され、これにあわせてウォン・ジン監督自ら来日する。また開催中、アレックス・フォン、ショーン・ユー、レイモンド・ウォンなどの香港スターの来日も予定されている。

また10月17日には「香港ポップカルチャー・シンポジウム」も開催され、映画監督ウォン・ジン、女優のセシリア・チャン、映画評論家の野崎歓が出席し、映画産業における香港映画界の役割をさまざまな角度から解き明かしていく。会場は六本木アカデミーヒルズ49で午後2:30から4:30まで。(事前の参加申し込みが必要。)

「香港−日本交流年」では他にもさまざまなイベントが企画されており、10月15日(土)の「教育シンポジウム」では日本および香港の大学関係者によって香港と日本の青年像について議論される。また、10月16日(日)には香港で50年の歴史を誇る「香港セダンチェアレース」が開催され、レース優勝者には香港旅行がプレゼントされる。

(小林えりか)

★香港映画祭のチケットは一枚、1200円。チケット購入やスケジュールの詳細についてはホームページにて。
Web Site:
http://www.long-net.com/hkfilmfestival/