渋谷の中心街に突如現れた鳶職人たち・・・。そして、その中に登場した半被姿の“観月ありさ”と“宇津井 健”!?突然の出来事に、渋谷の路上が一時大パニック!?

これは10月1日(土)、この日公開となった映画『鳶がクルリと』の公開記念イベントとして行われた出演者と鳶職人たちによる映画さながらの粋なパフォーマンス。“エリートOL vs ガンコ一徹鳶職人の14日間の仁義なきビジネス戦争???”というフレーズのもと繰り広げられる人情コメディ映画『鳶がクルリと』。このパフォーマンスにより公開日の雰囲気をいっそう盛り上げた後、「HMV渋谷」にて主演の観月ありさ、宇津井 健、そして薗田賢次監督によるトーク&握手会が行われた。

— 公開初日を迎えた感想は?
観月「地方キャンペーンなどで随分前からいろいろとやってきましたが、やっとこの日が来たのかと。皆さんに会ってみて、こういうキラキラした目でこの映画を見てくれてるというのがわかりました。」
宇津井「僕はドラマの方の出演が多いので、劇場の前に皆さんが並んでいるのを見て、やっぱり映画っていいなあと思いました。」

— 役づくりに関して
観月「最初、シナリオを読んでみてすぐにやりたい!と思いました。監督からは、シナリオの中の中野貴奈子(役名)ちゃんよりももっとはじけた感じにしてほしいというリクエストを受け、
なぜだか、衣装も超ミニスカートだったり(笑)・・・。撮影は去年の11月ごろだったんですが、カメラがまわってないときは、レッグウォーマーなどの防寒対策をしながらといった具合でしたね。」
宇津井「今までの宇津井 健のイメージ(優しいお父さん)を切り捨てて、新しく生まれ変わったかんじを出させていただいた。鳶職人の役は難しかったですねー。声の出し方から何から、はじめてづくしのことばかりで、20才ほど若返ったような気持ちになりました。」

— 薗田監督について
観月「監督といる時間がすごーく長かった。だから監督の顔ばかり見てた気がします(笑)」。
宇津井「僕は昔よくいた”俺様が監督だ”というイメージの”監督”が嫌い。それでいうと薗田監督は、とても控えめで監督らしくない監督。あー、この方の言うことなら何でも聞こうと思って、言われるがままにさせていただきました。」(監督苦笑)

— ”中野貴奈子”のキャラクターについて
観月「貴奈子ちゃんのいいところはまっすぐさと思いっきりの良さ。強面の鳶職人たちの中に女一人で乗り込んで行く”勇気”。これがこの映画の魅力だと思います。似ているところ?あると思いますよ。分身的なところたくさんありますよ(笑)。」

— 最後に一言・・・
薗田監督:「見ていただいて元気がでるような映画をつくたいなと思ってつくりました。一人でも多くの方に見ていただきたい。元気いっぱいな“中野貴奈子”の魅力をぜひ味わってください。ありがとうございました。」

イベントの最後は、観月ありさの握手会でしめくくり、ファンにとってはうれしい一日となった。 終始笑顔で楽しそうにエピソードを語ってくれた3人、現場のいい雰囲気とこの映画の満足度が伺えた。きっと、それはスクリーンでも伝わってくるはずだ。

(ナガシマトモエ)

☆2005年10月1日より全国東映系にて公開中

□作品紹介
鳶がクルリと