ピンクの女王・林由美香主演!遺作『ミスピーチ 巨乳は桃の甘み』舞台挨拶
本日、老舗のピンク映画館“上野オークラ”にて『ミスピーチ 巨乳は桃の甘み』公開記念舞台挨拶が開催された。
主演は、これまでに約180本ものピンク映画に出演し、6月にこの世を去った女優・林由美香さん。
彼女の遺作となった本作の舞台挨拶という事で場内は立ち見の人も数多く見受けられた。
舞台に登壇したのは本作の監督を務め、林由美香さんとも深い交流があったという吉行由実監督、出演者では薫桜子さん、望月梨央さん、さとう樹菜子さん、谷川彩さんの5名。
「連休中の最中に来て頂きありがとうございます!今日は由美香の代わりに来ました。」と吉行監督の挨拶後、1人ずつ本作について想い想いに語った。
薫さん:「林さんと共演したのは本作が初です。私自身ピンク映画はこれが初めてなので。林さんは第1印象では怖い人かな?と思いましたが、実際はとても気さくで優しかったので撮影もしやすかったです。本作はちょっとコメディタッチなのでもう少し明るく演じても良かったかな?と今少し後悔しています。今日はこうして皆さんに集まって頂けて…(涙)(観客から頑張れ!の声)…ただただ嬉しいです。これからも頑張りますので宜しくお願いします。」
望月さん:「これはデビューして3作目の作品です。ここに立てて嬉しいし、皆さんに会えた事もラッキーだと思います。本作で林さんとは激しいバトルシーンを演じました。アフレコ現場では普段の撮影以上にテンションが上がりとても楽しかったです。やっている内に“もっとこうしよう!もっとこうしよう!”といった感じになっていました。」
さとうさん:「私のデビュー作もここで公開しました。元々ピンク映画ファンでこの劇場にも来た事があります。だから今こうしてこちら側に立っている事が不思議な感じです。私は6年前に女優業を引退して今回久々のピンク映画でしたが、周りに気心知れた仲間たちがいたので楽しく出来ました。」
谷川さん:「暑い中沢山の人たちに観て頂けて大変嬉しいです。本作は待ち時間もすごく楽しい現場でした。」
その後フィルムでの撮影について聞かれた吉行監督は「フィルムだからNGでもそのまま突き進むようにみんなには指導しました。だからどうしようもないNGを出すとすごく険悪な雰囲気になります(苦笑)あと、10月にピンク映画また撮ります!桜子主演ですので宜しくお願いします。」と次回作の宣伝も織り交ぜながら答えた。
その後サイン会や、サイン入りスイカ&ポスターのプレゼント等もあり、和気あいあいとしたイベントに観客は皆大満足の様子だった。
※2005年9月23日より上野オークラ/横浜光音座/大宮オークラにて公開
(菅野奈緒美)
◇作品紹介
『ミスピーチ 巨乳は桃の甘み 』