10月22日(土)から10月30日(日)までの9日間に渡って開催される第18回東京国際映画祭の作品ラインナップ、及び審査員が発表された。

本年度のオープニング作品は審査委員長も務めるチャン・イーモウ監督の「単騎、千里を走る。」、クロージング作品には日韓合作の「力道山」(ソン・へソン監督)、またクロージングナイト作品には源孝志監督の「大停電の夜に」が決まった。

コンペティション作品には「バイ・バイ・ブラックバード」「ドジョウも魚である」「サングレ」「雪に願うこと」など世界各国から選りすぐりの15本が選ばれた。

また、「アジアの風」部門では3つの特集を持ち上げる。
・「台湾:電影ルネッサンス」活気付く台湾映画産業から今年の新作10本を紹介。
・「韓流の源流」現在の韓流ブームの仕掛け人となった3人(パク・チャヌク、クァク・ジェヨン、チャ・スンジェ)の原点となった3本を上映。
・「新作パノラマ」アジア各国から集めた新作12本を上映。

そして去年からスタートした「日本映画・ある視点」部門ではジャンルやスタイルに捕らわれない個性豊かな日本映画、11本が集まった。

コンペティション部門の審査委員長であるチャン・イーモウはビデオ・メッセージにて「アジア映画を活気付けると共に、世界の映画との文化交流を促進する大きなきっかけにしたい」と語った。
また、審査委員に選ばれた女優の桃井かおりと作家の鈴木光司が登壇し、桃井は「外国人と仕事をする事が増えたが、私は日本人である前に映画人であると感じる。一つ一つ誠実に観て、選んでいきたい」、鈴木は「小説家としてストーリーを作るこつを映画から学んだ。たくさんの栄養を与えてくれたので、恩返しがしたい。」
とそれぞれに語った。

第18回東京国際映画祭の前売りチケットは10月8日(土)10:00より
チケットピアにて発売される。

『東京国際映画祭』