それは、はかない恋だった
どんなに舞い降りても積もることのない
四月の雪のように…

映画『四月の雪』公開に先立ち、先日の東京国際フォーラムでの舞台挨拶、さいたまスーパーアリーナでの公開記念イベントに続き本日、六本木グランドハイアット東京にて来日記者会見が行われ、ラブストーリーの名手ホ・ジノ監督、韓国映画の宝石と名高いソン・イェジン、日本でもファンのハートを虜にしている韓国を代表する俳優ペ・ヨンジュンが姿を見せた。
「『八月のクリスマス』(98)『春の日は過ぎゆく』(01)は日本で大変好評でした。だから本作『四月の雪』でこうしてペ・ヨンジュン、ソン・イェジンと一緒に仕事が出来て嬉しく思います。」(ホ・ジノ監督)
「皆さんにお会いできて嬉しいです。『四月の雪』を皆さんがどう観てくれるのかが大変気になります。本作が日本で成功しますように…とお祈りをします。」(ソン・イェジン)
「本作『四月の雪』に関心を寄せてくれてありがとうございます。いつも一人で来日するので、今回は二人と一緒に来日でき、こうして挨拶できた事を嬉しく思います。」(ペ・ヨンジュン)

Q.二人の俳優を起用した理由
ホ・ジノ監督:「ペ・ヨンジュンとソン・イェジンとは前々からぜひ一緒に仕事がしたいと思っていました。この撮影に入ったら、俳優と役がいかに一致出来るかという事が一番重要でした。私の望みに答えてくれるかのように二人は役にとても近づいてくれたのでとても満足しています。」

Q.苦労点&お互いの印象
ソン・イェジン:「私は今まで数多くのラブストーリーを演じてきましたが、今回のソヨンという役は複雑でとても深みがある人物だったのです。今まで演じた事のない役柄で、プレッシャーや不安もありましたが周りの方々が支えて助けてくれました。大変感謝いたします。ペ・ヨンジュンさんは、責任感がとても強い人で、誰よりも一生懸命でした。演技に対する情熱もすごく、とても素晴らしい俳優だと思います。そして私が演技しやすいようにサポートもしてくれ、色々と助けていただきました。」
ペ・ヨンジュン:「僕が演じたインスは非常に肉体的にも精神的にも健康だったと思います。でも情熱的な恋愛はしてこなかったのでは?とも思います。今までの役作りでは、僕はきちんと演じるキャラクターを分析するというスタイルをとっていましたが、本作では、状況に身を置いて感じたままにキャラクターを作っていくという方法で演じました。とても大変でしたが、俳優として成長できたのではないかと思っています。ソン・イェジンさんは、とても思いやりがある人。本作は今までで一番楽しい現場だったと思います。」

Q.本作に出演する前と後では何か自分の中で変化は?
ソン・イェジン:「ラブストーリーには何本も出演してきたので、愛に対する価値観はきちんと持っていたつもりでしたが、本作に関わってみて、“愛”はそれほど容易いものではないと感じました。そして“愛”を維持する事は何よりも大変なのだと気付き、本作を通して“愛”には予想もしなかった色々な事がいつでも起こり得るという事を知りました。」
ペ・ヨンジュン:「愛や全ての現象について、色々な形や存在がある事を知りました。今までは自分の基準の中でしか周りを見ていなかった気がしますが、本作に出演してからは今までよりずっと理解の幅が広がったように思います。それほどまでに本作は私を成熟させてくれたのです。」

*本日のマスコミ統計結果*
・スチール 300人
・ムービー 90人
・記者 700人

(菅野奈緒美)
※2005年9月17日(土)より日比谷スカラ座ほか全国ロードショー
◇作品紹介
『四月の雪 』