「スター・ウォーズ」シリーズのジョージ・ルーカス監督やポール・マッカートニーらも敬愛してやまない伝説のSF小説を映画化した『銀河ヒッチハイク・ガイド』。圧倒的なスケール感と斬新な映像感覚、モンティ・パイソンシリーズを思わせるシニカルなユーモアがウケ、全米・全英で大ヒットを記録した映画がいよいよ9月10日から公開。宇宙バイパス建設の為に宇宙人の手によって地球はある日突然、爆破される。仲良しの宇宙人に助けられ最後の地球人となった主人公は銀河系最大のベストセラー「銀河ヒッチハイク・ガイド」を手に宇宙を彷徨う…全米で初登場ブッチギリ第1位を記録した大ヒット作。

8月26日(金)、お台場にあるメディアージュにて、一週間の映画のお祭り「The Movie King お台場映画王2005」のクロージング作品として、映画「銀河ヒッチハイク・ガイド」が上映された。台風一過の快晴の中、この映画を一足先に見ようと多勢の観客がつめかけ、会場は大いに盛り上がった。

映画上映の前には、お台場映画王ゼネラルプロデューサーである笠井信輔アナウンサーが軽部真一アナウンサー、「映画秘宝」編集部の大矢雅則さん・てらさわホークさんと共にトークショーを行った。SFカルト小説の完全映像化である「銀河ヒッチハイク・ガイド」にちなんで、4人は思い出のSF映画を語るなど和やかなムードの中でトークが進行していると、突然謎の大きな黒い物体が姿を表した!! 
その謎の物体は、この映画の中で地球を破壊する宇宙人のヴォゴン人。「地球の軌道上を通る宇宙バイパス建設のために地球を視察に来た」と叫びながら、トークショーに緊急参戦した。 

映画の中のゼイフォード大統領の衣装で登場した笠井さんに呼ばれヴォゴン人が会場に登場すると、あまりの巨体に驚きと感嘆の声があがった。軽部さんが「この中は暑いのでしょうね」と質問すると、「この着ぐるみの中には、水のボトルが置ける場所がついていたり、椅子がついていて座れるようになっているんですよ」と笠井さんが説明。このように映画で実際に使用されたものが見られるのはとても珍しいと語り、4人のトークに反応したヴォゴン人が動く度に、満場の客席から驚きの声があがった。

映画の中でヴォゴン人は、地球を破壊にしに来る設定、そのオープニングは衝撃的で大好きだと笠井さんは興奮気味に話した。軽部さんもこの映画を既に2回見ているとのこと。「1度見て、もう1度見たくなりました。このストレートでない感じが、長い間この映画の原作が愛されてきた理由かもしれません。」と話した。映画秘宝の大矢さんは、「映画の最後の方では、美しいシーンも出てくる。ぜひ映画館で何度も体験してほしい」と語った。

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●ヴォゴン人とは?●

・銀河でも屈指の不快な種族であり、惑星間ハイウェイ建設のため、地球を破壊した当事者。

・意地悪で、癇癪もちで、干渉好きで、無神経。官僚的で口やかましく冷淡。
(何よりも書類が大切で、“自分の祖母が襲われそうなときも、正副合わせて三通の署名入り命令書を作り、それらを提出、返却の後に紛失して、発見し、公聴会を開いて、また紛失し、結局はどこかに失くしてしまったと思い込んで、焚き付けに使うゴミの中にそれらを発見するまで祖母を助けようとはしない”宇宙一融通のきかない役人気質を持っている。)

・ヴォゴン人の詩は宇宙三大悪の一つに数えられ、その場を逃れたい一心で聴衆が自分の手足を噛み切る事も珍しくない。

9月10日(土)よりヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ他ロードショー

☆作品紹介
『銀河ヒッチハイク・ガイド 』
公式サイト