南Q太の傑作コミック「さよならみどりちゃん」が待望の映画化。 公開初日の8月27日、新宿トーアにて舞台挨拶が行なわれた。登場したのは、恋愛映画初挑戦となる古厩智之監督、切ない恋心に揺れるヒロインゆうこを演じた演技派星野真理さん、ゆうこに思いを寄せられるユタカ役の西島秀俊さん。会場は、立ち見の観客であふれかえった。

古厩監督「映画は4本目ですが、初日立ち見は2回目です(笑)。10年ぶりくらいですが、立ち見はとても嬉しいです。」
星野「ちょうど1年前の夏、少ない人数で、若いスタッフと一緒に、たった2週間だけでしたが充実した大切な時間を過ごせました。素敵な映画なので、ワンシーンでも皆さんの心に残れば、と思います。」
西島「古厩監督とは以前からご一緒したいと思っていたので、今回古厩作品に参加することが出来て幸せでした。現場では、星野さんにひっぱってもらっていました。自分自身、好きな映画が1本増えました。」

会場は終始和やかな雰囲気。司会の「現場で印象に残っていることは?」という質問にも、「西島さんがよくしゃべるなぁと思いました(笑)。あと、監督が手足の長い姿でいろんな表現をして下さるのが楽しかったです。頭で考えて眠れなくなるというようなこともなく、自然に物語に入っていけた時間でした。」(星野)「エンドロールがカラオケになっているのは世界初です(笑)。役者、スタッフとの共同作業を通して、『人はこんな時、こうするのか』などと色んなことがわかって、面白く、今日は観客の皆さんともそれが実感できてよかったです。」(古厩監督)と、笑顔で答えた。

「好きだけじゃ、ダメなのかな?」
そんな切ない恋心を描く「さよならみどりちゃん」は新宿トーアにて絶賛公開中!共演は松尾敏伸、岩佐真悠子ら。
(武笠量子)

■作品紹介■
『さよなら みどりちゃん 』