“ビビるな!強いマインドで波に乗れ!!”

映画『バッシュメント』とは…
兄を親殺しの殺人鬼と断じ復讐を誓いながらも、明るく元気に力強く毎日を生きる 女、樹里。横浜アンダーグラウンドを舞台に、七転八倒抱腹絶倒の末に劇的再会を果たす兄と妹。重い過去を背負った若者たちの青春群像を監督・布川敏和が爽やかに描き出すスラップスティック・ロマンティック・アクション・ムービー!

早朝7:00。8月10日よりスタートした撮影は、真夏の日差しが照りつける中いよいよヒーロー&ヒロイン登場のクライマックスシーンの撮影を迎える。
撮影場所は横浜新埠頭。目の前には朝日できらきらと反射する海。絶好のロケーション!
撮影現場はスタッフやキャストが忙しそうに動き回りながらも、皆さん朝からテンションが高く、和やかなムードで順調に撮影は進んでいる様子。本作が初監督作品となる布川敏和監督の演技指導にも熱が入り、モニターを見つめる真剣な眼差しには鬼気迫るものさえ感じさせた。
離れ離れになった兄妹が出会う、映画の中でも特に重要なシーンの撮影だけに、現場では布川監督、土屋アンナさん、要潤さんが綿密に演技の打ち合わせを重ね、1つ1つ丁寧に演じていく。その迫真の演技には思わず見入ってしまうほどだ。撮影の合間にふざけてじゃれ合う二人は微笑ましく最初で最後の共演シーンとは思えないほど息もピッタリ。
そして、このシーンでクランクアップとなる要潤さんの最後の出演シーンが、布川監督のOK!で終わった瞬間、現場は拍手喝采の渦。布川監督からも大きな花束が手渡された。
「影のある役どころである上に、クールで頭が切れる。そんな妹の樹里(土屋アンナ)とは対照的な役どころだっただけに、バランスを重視して役作りした。」と海人役への思い入れを話す要潤さんは、「短期間でのハードな撮影でしたが、俳優と同じ目線を持って監督してくれる布川監督はとてもやりやすく、何よりも一体感を持って撮影に望めました。」と絶賛。本日初共演だった土屋アンナさんについても、「初めてとは思えないほど息の合った演技ができた。彼女には感謝しています。」と称えた。

(菅野奈緒美)

※2005年12月中旬 渋谷シネクイント・品川プリンスシネマにてレイトショー公
開!!

◇作品紹介
『バッシュメント 』