真田広之、寺尾聡など日本映画界を代表する俳優陣と人間ドラマで評価を得てきた阪本順治監督、そして『ローレライ』の大ヒットも記憶に新しい福井晴敏らがタッグを組んだ『亡国のイージス』。7月30日(土)に公開初日を迎え、劇場にて舞台挨拶を行った。登壇するキャスト、監督たちをひと目見ようと、当日の劇場は立ち見まで出るほどの大盛況ぶり。海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」が乗っ取られ、東京・首都圏内を照準しているという宣言が日本政府に出される。テロリストのを阻止すべく、艦の構造を誰よりも知る先任伍長の仙石(真田広之)が、最新鋭の防空システムを持つ「いそかぜ」に挑むことに———。世界の第一線で活躍するハリウッド・スタッフも参加し、日本映画史上空前のスケールで描かれ、この夏注目のスペクタクル・エンターテイメント大作だ。舞台挨拶当日、劇場は立ち見もみられ、駆けつけたキャスト、監督らも、その大盛況ぶりに満足げな表情を浮かべた。

真田広之さん:「初日の朝からこんなに来てもらって、とても嬉しいです。思いはすべて作品に込めました。今日、イージスは僕らの手を離れて大海原へ出ました。皆さんもクルーの一員として、『イージス』を100人には薦めてほしいです。イージスか!?(会場爆笑)。今ので作品のイメージが壊れないことを願います(笑)」
 
寺尾聡さん:「宮津副長です。いけなかったのは私です(笑)。素晴らしい俳優と監督と仕事できたことが光栄。映画を見て感じたことを周りの人に伝えて欲しいです」
 
佐藤浩市さん:「初日を迎えて嬉しい。なにか偉そうに語っている物語ではなく、皆さんの足元の話です。これを見て、食事の時の話題にしてもらえれば…(笑)」
 
勝地涼さん:「一生懸命やりました。この場に立てて、とても嬉しいです。ぜひ家族や友人に薦めてください」
 
中井貴一さん:「本当に悪いのは僕です。これまではネタバレになるので控えてい たのですが、これからは堂々と役名を言いながら生きていこうと思います(笑)。本当にイージスか(笑)?真田さんは100人と言いましたが、5人でも6人でもいいので広めてもらえればと思います」
 
福井晴敏さん(原作):「3回目の舞台挨拶ですが、本音で今日が一番緊張しています。2回見るとよりこの映画の真価がわかるので(笑)、友人に薦めつつ、皆さんももう1回見てください!」
 
阪本順治監督:「感想を聞くのも怖いくらいです。来年また映画を撮れる様に口コミをおねがいします。面白くなかった方は映画を見たことを忘れてください(笑)。つわものの俳優たちをちゃんと演出できたかどうか不安。でもここまできました。今後も応援よろしくおねがいします」
(yamamoto)

☆『亡国のイージス』は2005年7月30日より東京[丸の内ピカデリー1]ほか全国超拡大ロードショー!

□作品紹介
『亡国のイージス』