奥田民生ライブと木村カエラの青春ドラマがドッキング!『カスタムメイド10.30』完成披露舞台挨拶
2004年の10月30日、広島出身で大のカープファンである奥田民生が、聖地・広島市民球場の大グラウンドで、3万2千人の観客を前にギター一本弾き語りで3時間半を超えるライブを行った「ひとり股旅スペシャル@広島市民球場」。この伝説のライブをバックボーンに、ミュージシャンであり、CM・テレビでも活躍する木村カエラを主演に迎え、音楽を媒介に奥田のライブと青春ドラマがドッキングした新しいタイプの音楽青春映画が誕生した。
7月26日の完成披露試写会には、奥田民生、主演の木村カエラ、西門えりか、ANIKI監督が登壇し、舞台挨拶を行った。作品の完成について奥田自身は、「自分が出ているってことを忘れて観ていると、急に自分が出てきてびっくりしてしまいました。お客として映画を観てたら自分が出てきた!という不思議な感覚でした。」とはにかみながら感想をのべた。ミュージシャンとして先輩にあたる奥田との共演について木村は、「今回のこの話をもらった時、私がそんな民生さんの大切なものに出ていいの?と思いました。」と謙遜するが、今回が映画初主演となった撮影について聞かれると「楽しかったですよ。まあ大変といえば大変だったんですけどね。」とあっけらかんと応える。
小柄な木村にたいしてかなり身長の高い妹として凸凹美人姉妹をキュートに演じた西門えりかは、ANIKI監督の公開待機作『ナイスの森』でヒロインデビューという期待の新人女優。広島市民球場での奥田のライブを姉妹でみにいくシーンが撮影初日だったというが、実際のコンサートの中での撮影敢行というプレッシャーがかかる中、「アレ、よかったね。あたし、あれ気に入ったわ。」とこちらもあっけらかんと答える。その整った顔立ちからは想像もつかないぶっきらぼうで奔放な発言に、木村は「久々のえりか節を聞けてうれしい。」と顔をほころばせ、2人の仲のよさがうかがわせた。
石井克人とのコラボレーションで知られる新鋭・ANIKI監督は、「音楽っていいなーと思えるものにしたかった。奥田さんの「ひとり股旅スペシャル」を真ん中において、ライブを本当に見ているかのような作品にしたいと思いました。満足しています。」と語り、「木村カエラさんと西門えりかさんのかわいい姉妹ぶりと、あとなんといっても民生さんの男っぷり!フェロモンを確認してください。」とみどころについてアピールした。
(綿)
☆『カスタムメイド10.30』は2005年晩秋、シネクイント他全国♪(メロディ)ロードショー!!
■作品紹介
『カスタムメイド10.30 』