2005年、夏休み最大の注目を浴びるスペクタクル・エンタテインメント超大作『亡国のイージス』のジャパンプレミアが東京国際フォーラムで盛大に開催された。
ジァパンプレミアには、本作のスタッフ、キャスト総勢15名が登壇した。
登壇者は、真田広之さん、寺尾聰さん、佐藤浩一さん、中井貴一さん、勝地涼さん、吉田栄作さん、谷原章介さん、豊原功補さん、安藤政信さん、チェ・ミンソさん、トレヴァー・ジョーンズさん(音楽)、ウィリアム・アンダーソンさん(編集)、阪本順治監督、福井晴敏さん(原作者)、小滝祥平さん(プロデューサー)。

真田:「(会場見渡して)わぉ!本日はようこそお出で下さいました。阪本艦長の下、この素晴らしいクルーと共に漕いで参りました、このイージス!いよいよ船出の時を迎え、嬉しいような寂しいような…感無量です!どうかゆっくり楽しんで頂いておみやげを持って帰って下さい。」

寺尾:「最高のスタッフ、最高のキャストで出来上がりました。自信作です!皆さんに1つお願いがあります。今日観たらどうか周りの人たちに『亡国のイージス』を観る様にお伝え下さい(笑)」

佐藤:「日本映画も最近“好調だ、好調だ”と言われていますが、単純にお客さんが入ればいいという訳ではなく、やはり映画が育つ為には皆さんの優しい目、それと厳しい目が必要です。この2つを持って今日は存分に映画を楽しんでいって下さい。」

中井:「日本映画もこのような映画が撮れる様になりました。これは初めの1歩にすぎませんが、今後の日本映画界に大きな期待となる作品になったと思います。ごゆっくりお楽しみ下さい。ありがとう!」

阪本監督:「本当に素晴らしいスタッフ、キャスト一同、骨太で艶のある映画を目指して頑張って参りました。手に汗を、心にも汗をかいて頂ければ有難いと思います!」

ジョーンズ:「こんばんは。本日皆さんとここに立てた事、皆さんにお会いできた事をとても光栄に思います。才能のある皆様と映画を作れた事を本当に名誉に思っております。そして『亡国のイージス』という作品に出会えた事を心から嬉しく思います。」

アンダーソン:「こんばんは。ジョーンズさんが言った事と全く同じ事を言おうとしているのですが、このような素晴らしい作品に才能ある俳優の方々、素晴らしいプロデューサーの方々、そしてスタッフの方々と共に、『亡国のイージス』という素晴らしい作品を作れた事を嬉しく思うのと同時に、今回このような形で日本にお招き頂き本当にありがとうございました!」

福井:「映画化不可能と100回位言われた本なんですが、最高のキャストと最高の規模で本当に映画になってしまいました。原作者から言える事は1つです。2度観て下さい!1度目は原作を読んでいる方には確認作業になってしまうと思うので、2度観るとこの映画の本当の良さが分かると思います。皆さんは今日たまたま1回無料でご覧になる訳ですから(笑)、2回目はぜひお金を払って観て頂ければと思います!」

小滝P:「映画本編終了後にエンドロールが流れます。キャストやスタッフの名前がずら〜と流れてくるのですが、その中に防衛庁・海上自衛隊や防空自衛隊の我らが大変お世話になった各施設の方々のお名前も出てきます。そこまで必ず座ってご覧下さい。宜しくお願いします。」

勝地:「このような素晴らしい方々と共演させてもらって、この映画に関われた事を本当に幸せに思いますし、自分にとっても本当に成長出来たんじゃないかなと思います。色々な事を考えさせられる映画ですので今日は楽しんで観て下さい。」

ミンソ:「こんばんは。暑い中お越し頂きありがとうございます。一生懸命頑張りましたので応援して下さい。(全部日本語!)」

谷原:「このような日本、いや世界を代表するスタッフ、キャストと共に仕事が出来た撮影期間2カ月は僕にとって夢のような2カ月でした。その夢のような時間がこれからスクリーンに投影されます。どうか楽しんでいって下さい。」

豊原:「『亡国のイージス』ジァパンプレミアがこれだけ多くのお客さんに観に来て頂けて、30日公開と、これ以上何も言う事はありません。ぜひ映画を満喫して帰って下さい。」

安藤:「今日は本当に映画を楽しんでいって下さい。ありがとうございました。」

吉田:「僕もいわゆるドリームチームに今回混ぜて頂いて、このような素晴らしい方々と一緒にプレイ出来た事を幸せに感じています。最後までお楽しみ下さい。」

そして最後に「原作者の福井さんは2回観てと言いましたが、本作には隠し味がいっぱいあって、実は3回目、5回目が1番おもしろいんです。ぜひ観に来て下さい。3回目、5回目、7回目です!ありがとうございました!」と精一杯アピールして上映へと移っていった。
(菅野奈緒美)

※2005年7月30日、東京[丸の内ピカデリー1]ほか全国超拡大ロードショー

◇作品紹介
『亡国のイージス 』