音楽を言葉で表す難しさをフィラデルフィア・オーケストラの音楽家たち105人が語る“音楽的エッセイ”『ミュージック・フロム・ジ・インサイド・アウト』が上映された。
監督のダニエル・アンカーさんはドキュメンタリー作品『スコッポロ:アメリカの悲劇』でエミー賞、アカデミー賞などにもノミネートされた。本作は監督が音楽の神秘性の探求のために長期にわたって製作された作品。監督の来日ができず、出演者であり、フィラデルフィア・オーケストラの音楽家でチェロ奏者のウディ・バー・デヴィッドさんが来日し、舞台挨拶と上映後にチェロの演奏が行なわれた。
ウディ・バー・デヴィッドさんは、音楽を言葉で語るのは、本当に難しいです、映画の中で、音楽家たちが音楽について談話するシーンなどは、普段あまりお互いの私生活に関することはあまり話さないが、映画のためにセッティングされた談話で、お互いの相手のことを知ることができて、とてもよかったと語った。
2曲演奏が行なわれ、映画を楽しんだ後に生演奏を聞けるなんて、幸せな1日である。
(YAS)

□SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2005
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