skipシティ国際Dシネマ映画祭で唯一、日本からコンペに出品されたPV界出身のVFXクリエイター・宮坂まゆみさんの監督作品『天使』が初上映された。
桜沢エリカさんの同名のコミックを映画化したもので、上映直前まで作品の情報を明かしていないというプログラムにも関わらず多くの観客から注目を集めていた。
上映前の舞台挨拶には、監督と出演の内田朝陽さん、佐藤めぐみさんが登壇し、コメントを寄せた。

−−−主演の深田さんが宙に釣られているシーンが多かったようですが、撮影中のエピソードは?
宮坂まゆみ監督「辛そうに見えましたが、見て分かるとおり、癒し系の方なので、辛い表情ひとつせずに演じていました。」

−−−役作りでの苦労は?
内田朝陽さん「同世代の普通の演技が考えると難しいでしたね。年齢が近いので客観的に見れなかったです」
佐藤めぐみさん「私と同年代なので、普通ってどうやって演じたらいいのか考えると難しかったので、考えずに演じました」

−−−完成した作品を見て
佐藤めぐみさん「希望や夢がある作品で、すごく面白かったです」
内田朝陽さん「映画に入る前に原作を読ませて頂きまして、一種独特の雰囲気があって、天使がリアルに描かれていて不思議なメルヘンしすぎないリアルな映像が、映画に映し出されて面白かったです。」

−−キスシーンについて
内田朝陽さん「クランクインの日にいきなりキスシーンで緊張しましたね。これって普通の反応ですけど(笑)」

−−−メッセージを
宮坂まゆみ監督「オムニバスではないのですが、様々な人達のいろんなドラマが描かれています。見る方の世代に合わせて描いていますので、楽しんでみてください。」

作品の公開は、来春予定
(YAS)

□SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2005
http://www.skipcity-dcf.jp/