「狂い咲きサンダーロード」「逆噴射家族」「水の中の八月」「ユメノ銀河」「五条霊戦記」など斬新な映像と衝撃的な映像を残し話題作を作り続ける石井聰亙監督の自主映画デビュー作2本を上映。
上映後のトークは恥ずかしいと舞台挨拶のみということで、現在「鏡心」で全国上映イベントを開催中の監督を向かえ、当時の出演者・スタッフと上映前トークイベントが行なわれた。
約30年前につくられた8ミリ作品「高校大パニック」と「突撃!博多愚連隊」。
舞台挨拶では、石井監督、「突撃!博多愚連隊」に主演した志水正義さん、製作の大屋龍二さんも登壇。
石井監督は「まさか、こんな日が来るとは思ってなかったです。8ミリは、かなり状態がよくなくて、私としては恥をかかなくてしめしめという感じだったんですけど(笑)、今回は、マクセルさんの協力で、DVD化して保存していただけるということで、上映になりました。どの作品もそうですけど、自分一人の力でつくった訳ではないので、ちゃんとした形で残すということは、ある種の義務かな、と感じています。」
志水正義さんは「何度も警察にお世話になりまして、監督にやられたという感じです」
大屋龍二さん「話をしていると、だんだんと記憶が蘇ってきます。苦労しましたねぇ」
と、若かったゆえに、警察にお世話になったというエピソードが沢山あり、この映画をきっかけに、商業作品へとデビューしていった監督の記念碑的な作品が上映されました。
(YAS)