海外の映画祭ですでに上映され、話題のコメディピンク作品『花井さちこの華麗な生涯』がPFFで凱旋上映された。
監督は、現在、ニューヨークに留学中であり、出演者・スタッフによる舞台挨拶が行われた。
この映画をきっかけにスクリーンからリングに舞台を転進した主演の黒田エミさんは「脚本の中野貴雄さんに捕まりまして現在、前科一犯(笑)になって今は更生をしようと格闘家を目指してます。実は、明日は試合があります。実に来てください。」。
監督でもあり、学生役を演じた松江哲明さんは「監督が女池さんということで不安でした(笑)。やっぱり撮影は本当に大変でした(笑)」
速水今日子さんは「この台本をいただいたとき、ピンク映画でコメディやるんだって。初めて試写に見たときにピンク版は、ため息がでました。しかし、今日上映する完全版を観た時に、初めて笑わせていただきました。こんな面白い映画だったんだって…」
川瀬陽太さんは「前説の笑いのような役です。よって、この映画に思い入れは全くないんですけど(笑)。海外の映画祭では、スタンディング・オベーションだったって聞いて、何の映画を観たんだろう?(笑)」と感じたそうです。
ピンク映画界では、多数出演作もあり、スクリーンでは個性派の俳優である蛍雪次朗さんは「山のようにピンク映画に出演していますが、PFFでやると聞いて、誰が観に来るんだろうと思って来ました。(会場を見て)やっぱりと。こんなを奇妙なピンク映画は、たぶん観たことないなと感じました」
脚本を担当した中野貴雄さんは「映画は、家庭教師ものをやりたいってという相談を受けて、作った映画です」
と、スタッフ・キャストが面白いものを作ろうとするとピンクというジャンルに作られているけど、この映画決してピンク映画を見たことのない人でも、ピンクとは感じない一般映画になっているくらいカルト的な作品です。
一般公開が、ポレポレ東中野にて10月末よりレイトロードショー決定です!
(YAS)

□作品紹介
『花井さちこの華麗な生涯 』