『いらっしゃいませ、患者さま。』公開記念に、藤岡弘、がトークイベントを開催した。
「病院はサービス業、患者はお客様だ！」を合言葉に、今世間で話題沸騰中の映画『いらっしゃいませ、患者さま。』。本作で「やくざが通える病院」を作ろうと渡部篤郎扮する近馬の病院を乗っ取ろうとする健気な（？）やくざを演じた藤岡弘、が今の映画界に活を入れた！

ーーー武士道の大切さ、演じる上での大切さは
藤岡「自分の中心にあるのですが、役を演じる上で、やくざの精神にもあると思います。
物事にぶつかっていること、武士道が生きているとすれば、やくざが警官か自衛隊員かでしょう。無言の説得力、生き方、動機、いきざま、同生きるかどう、たたかうか。遺伝子の中に武士道が生きていると思います。不撓不屈の精神、これこそ武士道だと思います」

ーーー三島という役ですが、演出される際のｐｏｉｎｔは？
原監督「人間的にチャーミングに描けるか、見えるかを考えて演じて頂きました。

ーーー日本映画に喝！
藤岡「世界をマーケットにしないと、一致団結してチームワークして夢を追う、そういう精神だと思います。西洋は個人主義ですが、世界に向かって団結して闘う、未来の青年たちに真剣に向かってもらって欲しい。知恵があれば、金だけじゃない。」

学生たちとのＱ＆Ａと
ーーー監督と演技で食い違いがあれば、40周年。
藤岡「それぞれの監督には魅力があって、不安はありますし、個性があって、私を選んでくれたので、真剣に取りくんでいく。私はこだわらない、謙虚にうけとめて、参加しています。コミュニケーションが大切ですね。映画を観ていると反省が多いですね、知ったかぶりをしない。」

トークでは、日本とハリウッド映画の違いについて、特に撮影現場の声として監督は「アメリカでは映画に対して、一般市民も理解がある。どんな所でも撮影できるが、日本ではもっと制限がなくなればいいと思います。」と語り。
藤岡さんは、若者達へ「一瞬一瞬が勝負。熱い夢を持って頑張ってほしい。自己中心ではなく、チームワークを尊ぶべし！」と熱いエールを送った。
（ＹＡＳ）

□作品紹介
『いらっしゃいませ、患者さま。 』