東京・台北・上海—–。
異なる文化、違う言葉を持つ2人が出逢い、そしてその人に何かを伝えようとすることで、生まれる繋がり。
『アバウト・ラブ/関於愛(クワァン ユー アイ)』は、東京・台北・上海という、アジアの3つの大都市を舞台に、留学生と現地に暮らす異性との出逢い、そして言葉が通じない人間同士の異文化コミュニケーションを共通のテーマに捉え、3つの物語で構成した“ひとつ”の普遍的なラブストーリー。

本日『アバウト・ラブ/関於愛(クワァン ユー アイ)』の来日記者会見がセルリアンタワー東急ホテルにて行われ、日中の豪華キャスト&監督が登壇した。
まず【東京編】から伊東美咲さん、チェン・ボーリンさん、下山天監督、【台北編】から加瀬亮さん、メイビス・ファンさん、イー・ツーイェン監督、【上海編】から塚本高史さん、リー・シャオルーさん、チャン・イーバイ監督がそれぞれ登壇し、本作についてのコメントを述べた。

【台北編】イー監督:「私は日本の俳優さんと初めてお仕事をご一緒させて頂きました。言葉は違うが、フィーリングや感情は同じなのでそこを拾うようにしました。今後も機会があればまた日本の俳優さんとお仕事したいと思っています。」

メイビスさん:「本作は私にとって10年振りの映画出演となるのでとても嬉しいです。映画っていいですね。役作りに関しては、監督の指導もありうまく出来たと思います。撮影中は、現場のフィーリングに従い演じました。」

加瀬さん:「本作が自分にとって初めての外国作品となりますが、早めに現地入りしてメイビスや監督と3日間ゆっくりリハーサルを行えたのでそこでほとんど意思疎通が出来ました。現場はただただ楽しかったです。」

【東京編】下山監督:「本作は原点に帰ると言うか、自分が見たい!といった映画を撮る事が出来ました。伊東さんとチェン、2人のキャストとの楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいましたね。2人があまりにもかっこいいので自分の映画ではないような仕上がりでした!(笑)。あと、チェンの場合は自分的に『藍色夏恋』の高校生チャンがそのまま大人になった、そんな想いで、そして『藍色〜』のイー・ツーイェン監督へのオマージュも込めて撮影しました。」

伊東さん:「本作を観た時、監督の世界観がすごく出ていたので感動しました。特に最初の渋谷のスクランブル交差点での出逢いのシーンは1番気に入っています。チェンとは撮影中とても仲良くなって今でも英語でメールのやりとりをするんですよ(笑)。」

チェンさん:「本作は僕にとって2本目の日本映画出演作になります。監督や伊東さんには大変お世話になりました。渋谷のスクランブル交差点でのシーンは人も多いし信号もすぐ変わってしまうし大変でしたね。伊東さんは大人っぽく見えて実は子供ですよ。よく撮影合間に一緒に遊んだりしていましたから!(笑)。」

【上海編】チャン監督:「撮影後に再び塚本さんとリーの2人に会えて嬉しいです。他2作の監督や役者の人たちと会っても、まるで兄弟や家族と会えたかのような懐かしさを感じます。この映画はとても美しいラブストーリーです。台北・東京・上海それぞれのラブストーリーに感動して頂けたらと思います。」

リーさん:「本作に出演出来てとても嬉しいですし、塚本さんや監督とお仕事が出来た事を大変光栄に思います。日本語も少し覚える事が出来ましたし、日本人の仕事に対する熱心さも学べてとても勉強になりました。」

塚本さん:「言葉の色々な壁がありましたが良い経験になったと思います。通訳さんとイントネーションの確認をしたりとても勉強になりました。」

(菅野奈緒美)

※9/17(土)より、東京都写真美術館、池袋シネマ・サンシャイン、立川シネマシティ他、全国順次ロードショー!
■作品紹介
『about love アバウト・ラブ/関於愛 』