韓国でまたもや美しくも切ないラブストーリーが誕生!
主演は、韓国を代表するトップスター男優ペ・ヨンジュン、そして映画『ラブストーリー』で日本でも人気急上昇中の若手女優ソン・イェジン。監督は、『八月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』と日本人の心に響くラブストーリーの傑作を撮り続ける名匠ホ・ジノ。そんな豪華な顔ぶれで製作された映画が『八月の雪』である。

6/18にクランクアップされたばかりの本作のPRの為、若手女優ソン・イェジンが三度目の来日を果たし、早速グランドハイアット東京にて会見が行われた。

「本作は、素材が独特なのです。それぞれ結婚している夫婦が2組いるが、相手の夫と自分の妻、相手の妻と自分の夫が不倫関係にある事を知りすごく残された方は辛い想いをします。しかし残された者同士が知り合い、お互いに愛情を感じるようになります。不倫はいけない事だと感じるが惹かれてしまう…そして悲しみが増してしまう、そんな切ないストーリーです。私の役ソヨンは比較的早く結婚して主婦となるが、夫の浮気を知りショックを受けてしまう。でも元が静かで穏やかなので、泣き叫び誰かに相談するのではなく、心の中で感情を押さえつけようとする。そういった中である男性と知り合い、どんどん惹かれ愛するようになっていく、そんな女性です。今回私は大変な役を引き受けてしまったと思いましたね。私はまだ結婚していないので主婦をどうリアルに表現し演じていけば良いか分からなくて…。想像で演じるしかありませんでした。監督も少し心配していたようですが、実際やってみるとなんとか新婚の主婦に見えたようです(笑)。一番大切なのは感情をいかに表現できるかという事だと思います。この映画は、もう結婚している人、既に愛の痛みを知っている人はとても共感できるものだと思います。」とソン・イェジン。

そして共演者のペ・ヨンジュンについて聞かれると「彼はかなり責任を感じていたと思いますし、肩の荷も重かったのではないでしょうか。しかし、そんな中でもいつも余裕を忘れず、演技に対してもとても情熱的でした。スタッフや共演者の方にも素晴らしい心配りを見せてくれ、とても素敵な俳優さんだと感じました。」と印象を語り、監督については「私がぜひご一緒したかった監督です!今まで私は恋愛ものを中心に演じてきましたが、元々監督が描く繊細さがとても好きでした。現場での監督は私たちの感情をじっくり見ながら、それに合わせた状況設定をしてくれ私たちも素直に感情表現が出来ました。」と目を輝かせた。

ちなみにソン・イェジンの次回作は“ロマンティックコメディ”という事で、今までとはまた違った彼女の魅力が発見できるだろう。「今後色々なジャンルの映画に挑戦してみたい!」と力強く語るソン・イェジンに期待しつつ、今秋は『四月の雪』で大いに泣こう。

(菅野奈緒美)

※今秋 日比谷スカラ座ほか全国東宝系にてロードショー!
◇作品紹介
『四月の雪 』