本日『シャーリー・テンプル・ジャポンpart2』の完成披露試写会が渋谷にあるアップリンク・ファクトリーにて開催され、場内は沢山の観客で埋め尽くされた。

監督は、「亀虫」「VICUNAS(ビクーニャ)」等で注目を集めた新鋭・冨永昌敬。宮沢章夫率いる遊園地再生事業団のオムニバスシネマ「be found dead」への参加や菊池成孔の新作アルバム「南米のエリザベステーラー」のプロモーションビデオの制作など、あらゆるジャンルを跨いでその才能を高く評価され、待望の長編作品『パビリオン山椒魚』(来春、テアトル新宿にてロードショー公開が確定)も控えるなど今や、映画界で最も目が離せない存在となっている。

本作『シャリー・テンプル・ジャポン』は、第8回水戸短編映画祭(2004年9月開催)にて行われた曽我部恵一氏のソロライブの背景映像として、映像祭事務局シネマパンチより制作を依頼された作品で、当初はサイレント映画だった。その作品にむりやり音をのせ、どうにかトーキー映画の体制をとることが出来たのだと言う。
今回既に発表済みの同名サイレント映画を“パート1”とし、本格的なドラマとしてセルフリメイクした“パート2”が『シャーリー・テンプル・ジャポンpart2』と名付けられたのだ。

ストーリーは、静岡県ワシントンDC郡ウォーターゲート町の山寺に潜伏する、現職候補の根本玉助陣営と、彼に雇われた“身代わりの有権者”たちをめぐる数奇な物語。
更に本作は、同じ脚本を2パターンの手法で描くという前代未聞の試みに挑戦!

次々と話題作を生み出している新鋭・冨永昌敬に大注目だ。

(菅野奈緒美)

※2005年8月27日より池袋シネマロサにてレイトショー公開決定!!
◇作品紹介
『シャーリー・テンプル・ジャポンpart II 』