感涙のヒューマン映画『バースデー・ウェディング』初日舞台挨拶
6月11日渋谷シネ・ラ・セットにて『バースデー・ウェディング』の初日舞台挨拶が行われた。会場には田澤直樹監督、上原美佐、忍成修吾らが登場。
21歳になった千晴(上原美佐)は、結婚式の前夜、父(田中哲司)の礼服のポケットから5歳の頃の家族が写ったビデオテープを見つける。それは若くして亡くなった在りし日の母(木村多江)が、大人になった千晴に宛てた愛情溢れるビデオレターだった。思いがけない母との再会に千晴は胸一杯になる。そして、結婚式当日、千晴は新郎(忍成修吾)とともに、天国から見守っていてくれる母へ消すことの出来ない愛情と感謝を伝えるため、とくべつな”贈り物”を準備する——
— 映画初日を迎えましたが。
監督:「映画の仕上げには時間がかかったが、いい作品になったと思います」
上原:「映画公開初日はいつも緊張しますが、今日は初主演ということもあり、2倍緊張しています」
忍成:「友達と出掛けた時など、映画のチラシやポスターを見ていましたが、やっと初日を迎えられるんだなあと実感しています」
— 上原さんは花嫁の役でしたね。
上原:「女性として憧れの花嫁姿が映画の半分以上も占めていて、羨ましいと思われるかもしれません。(笑)撮影中はとても楽しくて、大満足でした」
— 忍成さんは上原さんとの共演はいかがでしたか。
忍成:「上原さんはドレスのシーンが多くて、初めてドレス姿を見た時は、綺麗すぎて、わぁ、って感じでした(笑)」
— 監督は、上原さんの演技についてはどう思われましたか。
監督:「楽しかったと言ってくれてますが、実際、ビデオレターを観て演技するなど、芝居を越えた演技が要求されて、とても難しい役だったと思います」
— 上原さん演じる千晴の母親役の木村多江さんと父親役の田中哲司さんについては。
上原:「実際は、木村さんとは、現場で一度しかお会いしていなくて、挨拶をした程度でした。田中さんは、空き時間があると楽しませてくれたりと、ムードメーカーでした」
— 最後に、この作品の見どころは。
忍成:「ウェディングの話なので、是非感動して欲しいです」
上原:「家族、夫婦、親子といった色々な愛情が出てくるので、その一つ一つを感じ取ってもらいたいです」
監督:「会場はかなり男性が多いですが、男性も共感できるし、多分泣けると思います。人前で泣くという恥を捨てて、思いっきり泣いて下さい」
(T,S)
☆2005年6月11日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにてレイトショー