6月9日、新橋ヤクルトホールにて、本広克行監督最新作の『サマータイムマシン・ブルース』の完成披露試写会、舞台挨拶がおこなわれた。

『踊る大捜査線』シリーズからのスピンオフ第1弾『交渉人 真下正義』も現在公開中、今や名実ともにヒットメーカーの本広監督が選んだ次の作品は?

なんと新進気鋭の小劇団「ヨーロッパ企画」の人気公演作『サマータイムマシーン・ブルース』!!

眼の前に突然出現したタイムマシン!
過去を変えれば未来も変わるのか?
その時彼らの姿は消えてしまうのか?

映画版の脚本も、「ヨーロッパ企画」主催者である上田誠が担当。本作では本広監督自らプロデュースもしている。
出演陣はドラマ「オレンジデイズ」で鮮烈な印象を残した瑛太、『スウィングガールズ』でも記憶に新しい上野樹里、『パッチギ!』ハリウッド版『THE JUON』と映画界での活躍が目覚しい真木ようこ、多くのドラマで活躍中の川岡大次郎他、本家劇団の「ヨーロッパ企画」からは永野宗典、本多力などの小劇団出身者が脇を固め、今までの本広作品にはない実験的な作品に仕上がった。
舞台挨拶での冒頭では、前説として「ヨーロッパ企画」劇団員が登場、場を盛り上げたのちに、出演者でもある与座嘉秋、ムロツヨシがのぼりを持って登場、MCをつとめた。瑛太は「初の主演作ということで非常にプレッシャーであったが、とても面白く仕上がり、満足している。この作品に出られてよかった」と素直に喜びを語った。魅力的なキャスト陣に加え、緻密なパズルのように凝った独特のスピード感あるストーリー展開。今夏の公開が楽しみである。(葉山君恵)

☆今夏、渋谷アミューズCQN、新宿武蔵野館ほか全国公開予定

■作品紹介
■『サマータイムマシン・ブルース』公式サイト