「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」のタツノコプロが40周年を記念し挑んだ超大作アニメーション「鴉〜KARAS〜」。その「第壱話・鴉開眼」のDVD発売を記念し、『HMVタツノコプロ40周年記念フェア FEATURING「KARAS」』が開催されている。そのフェアの一環として、6月6日(月)、渋谷HMVにてゲストを迎えたトーク&サイン会が行われ、会場に株式会社竜の子プロダクションの九里一平取締役社長、鴉・乙羽役の和田聡宏さん、ヒナル役の渋谷飛鳥さん、ゆりね役の鈴木かすみさんが登場した(さとうけいいち監督は、体調不良のため急遽欠席に)。

「鴉〜KARAS〜」は、5年の構想期間、通常の3倍以上の製作費をかけ、3DCGと2Dの融合に成功したタツノコプロ初のハイブリッドアニメ。九里社長は、「最近、ますますアニメに燃えています。3Gとかが入ってきて、アニメの可能性は無限大になりました。想像力さえあれば、アニメは不滅だと思っています。そして本作は、何か変わったヒーローができないかと、バットマンのようなダークヒーローをやれないかということで、都会でしたたかに生きるカラスにしようと決めました」と40年間を経た今、新たにアニメへの情熱を燃やしている様子。そして、「『タイムボカン』が30周年を迎えますので、リニューアルをしようという話が出ています。昔のスタッフとかがとても燃えていて、彼らにお任せしています。どこでどんな風に実現するかはまだわかりませんが、みな、タツノコプロのために燃えています(笑)」と、ファンにとって嬉しいニュースも飛び出した。

また、「僕はテレビっ子なので、タツノコプロのファンに納得させるものにしないと、というプレッシャーがありました」と心境を語ったのは、初挑戦の声優の和田さん。続けて「タツノコ作品で見ていたのは『逆転!イッパツマン』です」と和田さんが答えると、会場の一部から爆笑が起こっていた。

 和田さん同様、声優初挑戦となった渋谷飛鳥さん、鈴木かすみさんは、「楽しんでできましたし、私らしくのびのびできたんじゃないかと。カラスはごみ捨て場でたまっているととても怖いですが、この作品の鴉はとてもかっこいいです。今後ヒナルが、鴉やゆりねとどう絡んでいくのか私自身楽しみにしています」(渋谷さん)、「周りの人たちに教えてもらいながら、なんとかできました。(ゆりねは)謎がすごく多くて、1話、2話で少しずつ明かされていくのですが、今後もどんな謎を持っているのかが気になりますね」(鈴木さん)とそれぞれ語り、全6話まで続く本作をアピールした。

(yamamoto)

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「鴉 -KARAS- 」