「病院はサービス業、患者はお客様だ!!」をモットーに、倒産寸前の病院を風俗業界専門の立て直し屋が手掛けたら…? 疾走感溢れるコメディー『いらっしゃいませ、患者さま。』の初日舞台挨拶が、6月4日(土)アミューズCQNにて行われた。会場には原隆仁監督、主演の渡部篤郎さん、原沙知絵さん、大友康平さん(ハウンドドッグ)が登場し、作品やキャストについてそれぞれ語った。
 
 世間知らずで堅物の院長役を演じ、コメディー映画初主演を務めた渡部さんは、「大変なこともたくさんありましたが、こうして初日を迎えられて嬉しいです」と挨拶。院長を巻き込み、病院を大豹変させる張本人・風俗業界専門の立て直し屋役の大友康平さんは、「風俗業界のカリスマというわけわかんない役をやってます(笑)。普段は音楽をやっているので演技は大変でしたが、観たり聞いたりしている相手を幸せにすることは共通してると思ってます。この作品を見て、元気をもらったと思ってくれたら」と笑顔を見せた。
 また、「現場もとても楽しく、画面にその雰囲気がでているのではないかと思います」と語ったのは、院長と立て直し屋の二人に翻弄される美人ナースを演じた原沙知絵さん。「気軽に笑って楽しめる映画はそうないと思うので、沢山の方に観ていただきたいです」と作品をアピール。続いて原監督は「単純に観た方に喜んでもらえるものをと思って作りました。大変だったことも沢山ありましたが、でもこうして皆さんに観ていただけるのが一番嬉しいです」と感慨深げに語った。

 また、印象に残った出演者について聞かれた渡部さんは「大友さんは、いろいろ知識を持っている方だし、リードしてもらいました。あとは…石原良純さん。表現しにくいけど、とても面白い人でした」。それを受け、大友さんが「いっつも天気の話をするんですよ」とエピソードを披露した。

(yamamoto)

☆『いらっしゃいませ、患者さま。』は、アミューズCQN、テアトル池袋ほかにて絶賛公開中!

□作品紹介
『いらっしゃいませ、患者さま。』