『このミステリーがすごい!』で大賞を受賞した話題の大ベストラー『四日間の奇蹟』。『半落ち』などで良質でヒューマンな演出が高い評価を受けている佐々部清監督が、一年の歳月をかけて脚本を執筆した本作が6月4日に公開を迎え、佐々部清監督、吉岡秀隆、石田ゆり子、尾高杏奈、中越典子が初日舞台挨拶に登場した。

佐々部清監督は「サッカー(Wサッカー予選バーレーン戦)も無事勝利したことですし、これから1ヵ月は『四日間の奇蹟』で盛り上がって下さい(笑)」また、今作品がアジアでも公開されることについては「ヨーロッパではまだですが。(笑)私の作品で海外で公開されるのは初めての作品なので嬉しいです。難しいストーリーではないので、言葉や国に関係なく、理解してもらえると思います。東映がお金を出してくれれば、私も海外での上映されている様子を見に行きたいです(笑)」と冗談を交えて作品について語った。

吉岡秀隆は「今日、お客さんが少なかったらと思うと眠れませんでした。この映画の優しさや、受け入れることの強さは、監督そのものを表していると思います。サッカーだけでなく、この映画も応援して下さい」。

石田ゆり子は「まだ自分では冷静に観れないけど、映画も初日を迎えて今日からは、映画を観る皆さんに作品が引き渡されるのだと思います。皆さんの心の中で大事にしまっておいて欲しい作品です」

尾高杏奈「初めての映画出演で緊張したけど、監督や出演者の方々が暖かく迎えてくれたので、リラックスしてできました。石田ゆり子さんにも、演技について訊いたら優しく指導してもらえました」尾高杏奈演じる千織と石田ゆり子演じる岩村真理子が入れ替わるという難しい役については、「入れ替わるシーンでは、私の役を石田さんに演技してもらい、それをビデオにとって参考にしながら演じました」

中越典子は、「昨日から並んでくれた人や、立ち見の人が出る程の作品に出演できて嬉しいです。作品は、心の中にしみいるように伝わってもらえればいいと思います」共演した西田敏行については「初めて会うまでは緊張したが、実際会ってみたらとても面白い人で、むしろ一緒にいるとリラックスできました」

また、舞台挨拶中に「四つの奇蹟のプレゼント」として撮影中に使われたぬいぐるみや、ロケ地となった山口県角島への旅行などが当たる抽選会が行われ、思わぬプレゼントに会場は湧いた。
(T,S)

☆2005年6月4日(土)より 全国東映系ロードショー

□作品紹介
『四日間の奇蹟 』