あの漫画が今度は映画に!『ナニワ金融道 灰原勝負!起死回生のおとしまえ!!』完成披露舞台挨拶
中居正広が主演しテレビドラマでも人気となった青木雄二の同名漫画「ナニワ金融道」。ひょんなことから街金(マチキン)の世界に入った主人公・灰原の目を通して「お金」を巡るさまざまな悲喜劇を描くこの作品が、今度は映画になって登場!主人公・灰原役には「ウルトラマンコスモス」で地球を守るヒーローを演じた杉浦太陽。灰原の先輩・桑田をドぎつく演じるのは杉本哲太、灰原が勤める「帝国金融」の社長役に津川雅彦、うさんくさいが頼れる遊び人・タカムラ役に生瀬勝久、灰原と迫力の対決を繰り広げる金融屋に豊原功輔、といった個性的な面々が集結し、新たな「ナニワ金融道」の世界を描かれてゆく。
6月2日に行われた完成披露試写では、主演の杉浦太陽、マドンナ役の鈴木紗理奈、今回初監督をつとめた茅根隆史が舞台挨拶を行った。撮影時には、今より14キロもやせてしまったと語る茅根監督の発言からは相当の苦労がうかがえる。2年前に撮影を振り返って杉浦は、「僕は関西出身なのに、東京から来た設定なので東京の言葉でセリフはしゃべらなきゃいけないのに、周りのみんなが大阪弁でセリフをしゃべっているのでついついつられそうになりました(笑)」と語れば、反対に非関西人の監督は「撮影中は完全にエセ関西弁モードでした。」と笑う。
オール巨人、太平シロー、桂きん枝、上方よしお、レッツゴー正児などの関西芸人たちとの共演シーンについても「大阪で、大阪芸人たちと共演できたっていうのがすごくうれしかったですね。」と語ると、同じく関西出身の鈴木紗理奈は、「そのシーンは私は出ていなかったからすごく羨ましい!」と応え、関西出身の二人にとっては大阪で撮影できた、ということがかなりうれしかったようだ。「撮影の空き時間に紗理奈さんと二人で100円焼き(お好み焼きのようなもの)を買いにいったんですが、後日その店を訪ねたらいつ撮ったのか僕らの写真が飾ってありました(笑)。」と大阪商人らしいちゃっかりエピソードも披露してくれた。
「杉浦くんはすごく初々しくて、カンのいい役者さんでした。だから、撮影中に灰原を「愛すべき青二才」である、という風に撮影方針を変えました。周りの大人たちに優しく見守られながら、青二才が成長していく様をみてください。」と監督は語る。
☆『ナニワ金融道 灰原勝負!起死回生のおとしまえ!!』は7月2日(土)より新宿ピカデリー4他全国順次ロードショー!